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生体医工学専攻

専門分野の紹介

生体医工学専攻分野には、医療ロボットや福祉技術等を扱う「臨床計測機械工学」、生体電気信号や医用電子回路技術等を扱う「生体計測工学」、バイオセンサや音響機器等を扱う「知覚システム工学」、画像処理認識や内科診断技術等を扱う「生体認知工学」の4学科目があり、修士課程一年次で、基礎的な共通科目と研究に関連する専門科目が修得できる。共通科目では、数学、物理学、技術英語、企業経営、技術者倫理、等が修得できる。研究に関連する専門科目は、生体医工学専攻の特色から医学領域から工学領域まで幅広い範囲に渡っている。また各学科目における研究テーマは博士前期、博士後期両課程を通して、現在の社会全体における医学・工学分野で求められている問題解決に通ずるものが多い。

教育目標と身につく素養

修士課程一年次での授業科目の選択においては、自分の研究テーマに関連する授業科目を主に選択する場合が多いが、研究テーマに直接関係しなくても社会に出てから将来役立つような授業科目を選択しても自由である。特に技術英語や経営学関連の授業科目も選択肢として考えておいた方が良いと思われる。これらの授業科目を修得することにより、専門技術に対する理解・分析力並びにグローバル化に対応できる国際感覚が育まれる。また研究テーマを遂行しながら各学科目におけるゼミ等により問題解決能力並びに独創性が養われる。さらにプレゼンテーション能力、文献検索や学術論文執筆能力等、将来一人前の技術者、研究者として通用する技術も身につけることができる。しかも研究内容が独創的で緻密になれば、国内外での特許出願、学会発表や学術論文誌への投稿も可能である。

学科目 研究内容

臨床計測器械工学
臨床医療技術、生活支援、福祉技術などの諸問題を解決することを目的として研究を行う。機械および電子(電気)的な手段を取り入れた技術を構築して、アクチュエータ関連技術を主眼に置き、外科手術用ロボット、遠隔手術システム、人工臓器(人工心臓など)、生活支援機器、エネルギー伝送システムなどの開発を目指す。また、聴覚、音響信号処理およびその応用技術、精密計測技術に関する研究を行う。
生体計測工学
医学、医療福祉、環境など生命にかかわる医学的諸問題を、生理学や解剖学、生化学、心理学などの基礎知識のもとで、電子計測、信号処理、電子回路計測、シミュレーション、最適化処理などの光学的技法をもって解決するシステムを研究開発する。特に精神ストレス計測やユビキタス診断など未来型の医療に焦点を合わせている。
知覚システム工学
有機超膜推積技術(LB法)並びにフラーレンやカーボンナノチューブを用いて味覚センサ、においセンサ、DNAセンサ等のバイオセンサの研究開発を行っている。さらに、生体埋め込み型バイオチップの開発と培養細胞や小動物を用いた生体適合性評価に関する研究も行っている。
生体認知工学
1 )
脳・神経系の生体信号と人工の機械とを結びつけるBrain-machineインターフェイスの研究を、体内に慢性的に埋め込む神経再生型微小電極アレイや経皮情報伝送システムの開発を中心に行っています。
2 )
視覚野の脳波により画質評価を行うことを検討しています。
3 )
視覚的に自然なカラー画像信号の復元・強調法の研究を行っています。

修了後の進路

修士課程修了者においては専門知識が工学と医学の両分野に渡っているため、卒業後の就職に関する選択肢はかなり広い。工学分野においては電気系製造業、ソフトウエア産業等を始めとして自動車産業、情報通信等の企業への就職があげられる。また、医学分野においては医用機器やリハビリ機器製造業.医薬品産業や食品業、さらに医療関連企業並びに病院での管理運営業、介護福祉業、医療教育業等への就職があげられる。

博士後期課程修了者においてはさらに専門性が強くなり、大学、官庁や大企業の研究所をはじめ一般企業においても専門的でしかも主要なポストに配属される可能性が高い。

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