研究室ガイド2011
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音響通信研究室准 教 授今井 章久学 部 生男子5名院 生男子2名 女子1名【主な卒業研究テーマ】●残響音場における残響抑圧収音●適応フィルタによる拡声用ハウリング防止装置●拡声音場のハウリング発生確率●仮想現実システムにおける音場の実現●残響室における音響パワーの測定誤差●計算機シミュレーションによる残響室の最適形状の検討●自然換気口のアクティブ遮音●スピーカを用いたアクティブ吸音システム●日本語音声伝達指標の確立●骨導音の伝達機構主な就職先(2010年3月・院生含む)大林組、東急コミュニティー、日本システムディベロプメント、日本発条ネットワークデバイスコース空間音響のデジタル信号処理明瞭な音声情報の伝達と音響計測手法の検討無響室や残響室を使った実験と理論解析 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく音響信号のディジタル信号処理、電気音響、建築音響、聴覚、騒音制御などの音響全般にわたり、特に音響空間と信号処理に関わる研究を行っています。拡声する音声と空間の性質をうまく利用すると、ハウリングの発生を防ぐことができます。また、残響がある空間でも音声信号を明瞭に収音する手法を研究しています。そして、音響計測に関する基礎的な研究も行っています。情報ネットワーク社会においても音響は重要な役割を担っています。音響情報の記録、伝送には音響に関わる様々な分野の研究成果が生かされています。音響は様々な分野にわたる学問、技術であり、また様々な場面でその技術が必要とされています。騒音や残響の影響の大きい場所においても音声情報を明瞭に伝達する技術、仮想音場を忠実に実現する技術などを研究しています。そして、音響計測に関する研究結果は、ISO、JISなどに反映されています。無響室と2つの残響室からなる、大学として有数の音響実験設備を有しており、様々な測定や実験が可能です。本研究室では、これらの設備を積極的に利用して、理論解析の実験による確認や、実験から得られた現象の理論解析などを行っています。各個人の考えを尊重して研究を進めることを大原則にしています。ゼミで研究進捗状況を報告し、質問を受け、他の人たちの意見を聞くことによって、プレゼンテーションや討論の能力を養うと共に効率的に研究を進めるようにしています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔情報ネットワーク工学科111

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