研究室ガイド2011
182/232

小俣研究室(現代ジャーナリズム)メディア・コミュニケーションコース横浜キャンパス3号館 4F教 授小俣 一平学 部 生12名【主な卒業研究テーマ】マス・メディアで取り上げられている大きな問題から近所の出来事まで、「これがニュースだ!」と思うことを掘り下げ、多角的、複眼的、鳥の目、虫の目で捉えていきます。いつも「なぜ?」を考え、「ジャーナリストは疑り深い」の精神を大切にしていきます。例えば、●日米安保条約をめぐる日本の世論動向の変化—新聞各紙の世論調査から●政治資金収支報告の問題点を探る●故郷はなぜ老人ばかりになったのか—静岡県富士市からの報告●女性グラビア雑誌はなぜやせた美人ばかり登場するのか「いまを読み解く」トコトン新聞・雑誌・テレビ・ネットのニュース、報道番組に拘る「社会性を身につけよう」─サヨナラ自己中心主義まるで記者クラブのボックスのように、雑然とした中で誰もが黙々と何かをしている STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく本研究室は、3人が1つのグループを構成し、①テレビ、②新聞、③雑誌、④インターネットの4つのメディアに分かれて、統一テーマを調査し、報告します。「いま」を読み解くところがポイントです。例えば、4月、5月は「アフリカ」がテーマでした。それぞれのメディアが、「アフリカ」をどう伝えているかをトコトン調べ上げ、その結果や自分の見方を発表しました。学園祭には『NHK海外ネットワーク』の前キャスターを講師に招いて、「なぜ、いまアフリカなのか」を講演してもらいました。毎回テーマごとに担当メディアもメンバーも交代します。いまは「参議院選挙」がテーマで、「公職選挙法」や「政治資金規正法」などについても調べています。テレビ見ない、新聞・雑誌読まない、ニュースはネットから興味のあるものだけで十分という若者が多くなってきた昨今、はたしてそれで社会に出て通用するでしょうか。自分の興味の世界だけでなく、身の回りで何が起きているのか、社会生活を送る上で知っていなければならないニュースや情報を読み解くことで、いつも「世の中」を意識するようにしています。研究室には「新聞」「雑誌」が溢れていますし、ニュースは予約録画、お勧めのノンフィクションもふんだんに揃っています。社会に出て恥ずかしくないように、毎週作文を書くことで自己表現の練習もしています。毎月のようにジャーナリストが遊びに来て、興味ある話をしていきます。いつも誰かがいて調査や研究、新聞の切り抜きをしています。高度なパソコンスキルを持つ学生たちが、不得手な仲間を指導している光景は、そばで見ていてとても好い感じです。ゼミ報告の前日になると4チームの全員が集合して準備に追われるため、研究室は、ニュース時間が近づいた報道フロアを彷彿させる熱気に包まれます。3年時は共同研究が中心ですから、ひとりが手を抜くと他の仲間に負担がかかるため、お互いに気遣う心を育むのも研究室の目標の一つです。学生へは、“自立する志”を持つように言っています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔想定される主な就職先マス・メディア(編集マン・記者・出版)、企業広報、NGO、NPO、海外青年協力隊、教員、公務員情報メディア学科180

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です