研究室ガイド2011
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(本研究室は、2012年に学生募集を行う予定です。)環境デザイン研究室等々力キャンパス2号館 3F【主な卒業研究テーマ】[卒業研究概要] テーマ:環境と共生する住まい・まちづくりプロジェクト演習の成果に基づき、その過程で発見的に抽出された多様なテーマから具体的な研究テーマを絞り込み、調査・分析を通じてさらに深化させる。それらを互いに関連し合うランドスケープやインテリアを含む「環境デザイン」の中に位置づけ、総合化するデザインの考え方と方法を学ぶ。その際、実務的な体験や公的な委員会での物事の審議・決定の場への参加等、現実社会に触れながら、実践的な「環境デザイン」に迫る。同時に、フィールドとしての住まい・まちでの体験を重視し、発見的な課題抽出を行うとともに、その具体的な解決に資する提案に結び付ける(成果品は論文、作品ともに可)。[卒業研究テーマ例]●環境共生住宅のデザイン・プロセスに関する研究●住まいの中間領域と環境デザインに関する研究●屋上緑化建築史に関する研究●冷蔵庫から見た台所・住宅史に関する研究●畳とフローリングに見る住まいの変遷に関する研究●既存住宅の断熱改修に関する研究●環境共生住宅団地におけるコモンの利用実態に関する研究●バリヤフリーと神聖空間に関する研究●写真投影法による港北ニュータウンの遊び空間の分析●まちづくり教室の実践●既存都市における騒色の研究●固有色名の多様性にみる日本人の色彩感覚の変遷 他持続可能な都市社会のための「環境と共生する住まい・まちづくり」を学び提案する研究室国内外、公共・民間を問わず、広くパートナーシップの接点を持ち、社会活動に貢献国際的な視点に立ち、学問的・実践的な両面を往復しながら、学生の社会に開いた活動をサポート STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく[プロ演習概要] テーマ1:環境と共生する住まいづくり テーマ2:環境と共生するまちづくり本演習では、以下の3つの側面を重視し、住まいとまちの両面から迫る。①住まい・まちの物理的環境と、ヒトの行動との相互関係について学ぶ、②そこから環境負荷が最小となるような計画、デザインの方法を学ぶ、③その結果の検証によって、「生活の質」を持続的に向上させる方法を学ぶ具体的には、自らの居住体験を出発点とし、その改善・提案を主眼とする環境共生住宅のデザイン・プロセスを、事例(世田谷区深沢環境共生住宅等)を通して学びながら、環境と共生する住まい・まちづくりの提案に結び付ける。[卒研概要] テーマ:環境と共生する住まい・まちづくりプロジェクト演習の成果に基づき、その過程で発見的に抽出された多様なテーマから具体的な研究テーマを絞り込み、調査・分析を通じてさらに深化させる。それらを互いに関連し合うランドスケープやインテリアを含む「環境デザイン」の中に位置づけ、総合化するデザインの考え方と方法を学ぶ。その際、実務的な体験や公的な委員会での物事の審議・決定の場への参加等、現実社会に触れながら、実践的な「環境デザイン」に迫る。同時に、フィールドとしての住まい・まちでの体験を重視し、発見的な課題抽出を行うとともに、その具体的な解決に資する提案に結び付ける(成果品は論文、作品ともに可)。本研究室は国内外、公共(国・自治体等)・民間を問わず、環境デザインに関する広範なネットワークを有しており、下記のような審議会、委員会等の場に触れるとともに、研究テーマとの連携やパートナーシップが可能である。研究室としてこれらを活用し、社会貢献の具体的な営みに結び付ける。①国:国土交通省社会資本整備審議会、シンガポール政府グリーンマスタープラン国際諮問委員会 他、②自治体:東京都環境審議会、横浜市都市美対策審議会(会長) 他、③学会:日本学術会議、日本建築学会地球環境委員会 他、④協会:国際建築家連合(副会長)、日本建築家協会 他、⑤NPO:世界グリーン建築評議会(理事)、日本サステナブル建築協会(理事)、環境共生住宅推進会議 他[教員の略歴]1948年神戸市生まれ。1971年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1973年同大学院修了後、仏政府給費留学生として渡仏し、中近東・ギリシャ、ドイツ等で建築・都市計画に携わる。1980年帰国後、東京に現㈱岩村アトリエ設立。1998年武蔵工業大学(現東京都市大学)教授就任後、日本建築家協会理事・同副会長、日本建築学会理事、国際建築家連合理事・副会長等を歴任。主な著書に「自然な構造体(訳著)」「環境建築論」「地球環境建築のすすめ」、「地球環境時代のまちづくり」、主な作品に「自邸―カッセル・エコロジー団地」「世田谷区深沢環境共生住宅」「屋久島環境共生住宅」、主な受賞に2001年国連World Habitat Awards、2003年日本建築学会(業績)賞など。本研究室は指導教員の以上のような実務経験や社会・学協会とのつながりのなかで培ってきた学際的かつ実践的知見・経験に基づき、プロジェクト演習や卒業研究を指導する。従って、学生諸君には手作業やフィールドワークをいとわず、積極的なコミュニケーションへの参加を求めたい。また、基礎的な素養である関連科目の修得を要望する。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔教 授岩村 和夫想定される主な就職先①住宅産業関係:建築設計事務所、住宅・マンションメーカー、住宅設備機器メーカー、住宅企画・開発コンサルタント、住宅ディベロッパー 他 ②建設産業関連:建設会社、建設資材メーカー 他③設計事務所関連:設計事務所、インテリアデザイン事務所、地方公務員 他都市生活学科198

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