研究室ガイド2011
204/232

(本研究室は、2012年に学生募集を行う予定です。)経営戦略研究室等々力キャンパス2号館 4F都市生活者を満足させ、豊かにする製品・サービス、企業の戦略を実践的に考えますビジネス社会の中で問題を考えその解決策を提案する多数の企業での製品市場戦略策定の経験をこれから社会で活躍する皆さんに伝えたい STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく都市生活を豊かにする商品とは何だろうか。それはどんな顧客にどのようにして提供されているのだろうか。顧客が高い満足を示し、コンペティターが模倣できない商品やサービスはどのようにして生まれ、成功を勝ち取っていくのだろうか。ケース研究では現場観察を通して実践的なテーマを検討していきます。【プロジェクト演習概要】具体的な企業のビジネスを対象に、成功している製品・サービス、競争優位を獲得している商品の条件、その要因、コアコンピタンスを分析します。【卒業研究概要】成功し競争優位を獲得している製品は、革新的な要素を持っています。その企画開発プロセスを観察、分析してその要素を解明し卒業論文にまとめます。優れた製品やサービスは、顧客や競合者が存在する社会との対話の中で生まれます。しかしそれは最初から明確で対話さえすれば見つかるということではありません。社会の現実の中に入り込んで、悪戦苦闘ともいえるコミュニケーションを重ねて、誰にとっても未知だったものを発見するプロセスなのです。だからそれはユニークな価値で、他の模倣を簡単には許さないものとなるのです。この研究室では、優れた製品やサービスの本質を考え、またそれらを生み出すプロセス、それを生み出す企業そのものを考えます。したがってこの研究室の研究はすべて、ビジネス社会との接点、現場の中で実施され、その成果は社会に有意義なものとして発信されます。代表的シンクタンクで永年、トヨタ、ホンダ、日産など、内外の多数の自動車メーカーや部品、素材メーカーを顧客として製品市場戦略作りをお手伝いしてきました。多くの成功経験、ときには手痛い失敗経験などを通して、現地、現物をベースにした観察や体験から生まれる実践的で本質的な発想法や着眼点がとても大切なものだと感じています。したがってどのようなテーマであっても、学生諸君が教員とともに、この現地、現物からものを考えるということ、現実に肌で触れながら問題を発見、解決していくことを大切にしたいと思います。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔教 授井上 隆一郎【主な卒業研究テーマ】商品分析『次世代エコカーを巡る競争戦略と今後の方向性』『商品の魅力比較 iPodとウォークマン』『PDA、PC分野におけるiPadのポジションの解明』『マンションの競争力-コンジョイント分析の応用』販売手法分析 『ユニクロとしまむらの事業戦略の比較』 『新しい老舗 虎屋の挑戦』 『インターネット通販におけるキーファクター』 『ホテル経営におけるホスピタリティの重要性』広告宣伝分析 『資生堂マキアージュ広告の成功要因』 『比較広告の実態とその効果』 『ヒットした広告の実売効果の計測』 『広告キャラクターのイメージとその効果』競争力分析『コンビニ業界における競争優位の条件』 『流通業界の中でのデパートの生き残りの条件』 『輸送サービスの競争優位条件の変化と課題』 『ロー・コスト・エアラインの提案する価値』想定される主な就職先【業種】メーカー(自動車、家電、食品、トイレタリー、化粧品、その他生活関連製品など)、流通サービス業(大手流通業、専門チェーン店、ホテルチェーンなど)、旅行・交通業(エアライン、鉄道・バスなど。旅行代理業など)、金融機関、各種公務員 など【職種】経営企画、商品企画、営業企画、調査企画。マーケティング・リサーチ、業界調査。販売業務、営業業務。デザイナー など都市生活学科202

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です