研究室ガイド2011
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(本研究室は、2012年に学生募集を行う予定です。)居住文化研究室等々力キャンパス2号館 4F人間-空間系の研究:人間と居住空間・文化に関する研究実際のプロジェクトを通した実践的研究力をめざす「人間-空間系の研究」:人間と都市、空間の関係を科学する STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しくプロジェクト演習:[人間ー空間系の研究]人間と居住空間・文化に関する研究都市景観デザインの基礎的な理解や、居住文化に関連する興味や知識をベースにフィールドワーク手法について応用をめざします。またリサーチ技術を活用して、その応用展開を行います。居住文化研究室においてめざす、「人間-空間系の研究」として「居住と文化、ひとあつめ、遊び場空間、都市景観、公共的空間」等を題材として基礎演習とします。卒業研究:[人間ー空間系の研究]人間と都市空間の関係を科学する人間と空間の関係について具体的事例や実践プロジェクトを通して応用研究を行います。都市景観デザインに関する分析力や方策の考察、人があつまるような魅力的空間を構築していく上での様々な要素を分析、考察し提案する力を養います。リサーチ力など研究手法として必要な分析技術を身につけます。また子どもの環境は遊び場空間の研究では実践的なプロジェクト事例などに直接的に関係するものです。居住文化研究室のめざす「人間-空間系の研究」に繋げていきます。研究論文が主なものとなりますが、場合により作品制作も取り入れます。「人間と空間の研究」を通して、魅力ある都市づくりや地域の活性化の方策を検討していきます。プロジェクトや調査・研究から現場のニーズや取り組みをとらえ、具体的な対応策を考察していくことをめざしていきます。これまでも、子どもの遊び場空間の計画や桜の再生プロジェクトによるプロムナード再生計画等、学生参画によるプロジェクトを行ってきたことがあります。これからの時代、社会との接点を常に考えながら、将来自分がどのように自己実現をしながら社会貢献するかを考えていくということが重要になってきます。そのために実際に行われているプロジェクトや実践的研究例をもとに、分析し考える力や、応用する力をつけていくことが必要でしょう。街をつくっていくためには多くの人々の知恵や力を結集する作業が不可欠です。どうやったら都市づくりを通して社会との関係をもっていくことができるか、学生らしい若々しい発想や柔軟な思考、チャレンジ精神を期待します。民間シンクタンクで地域開発や都市計画のコンサルティング等を行ってきました。また実際に多くのプロジェクトや調査・研究を実施してきた経験や地方自治体へのアドバイス、遊び場空間をつくる過程を通してプロジェクトの現場のニーズや取り組みを伝えていけるようにしたいと思います。現在の仕事として自治体の行政や景観、開発プロジェクトのアドバイザー業務が多くなってきています。こうした経験や現場の様子などをなるべく伝えていきたいと思います。実際社会に出たときに、大学で教わったことと、仕事が必ずしもぴったりと一致するとは限りません。私の経験でも5年、10年たってから指導教官がいわれていたことの意味が実感としてわかってくるということが良くありました。しかしベースとなる都市の捉え方や考え方の根幹にあるものは研究室に所属していた時代に身につけたものが現在でもどこかで生きています。この研究室でもプロジェクト演習や卒業研究の取り組みのなかで、皆さんのなかに脈々と生きるような、そんな考え方をお伝えできるようにしたいと思っています。皆さん方がどのような分野に進んでも、どこかで戻ってくることができるような基盤をつくってください。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔准 教 授川口 和英【主な卒業研究テーマ】●居住と文化として西洋東洋の居住空間比較●人あつめに関しては、美術館・博物館に関する研究、●遊び場空間については横浜こどもの国等の空間分析●都市景観、デザインでは横浜、川崎、鎌倉、海外都市などの分析●魅力ある空間のひとあつめ、遊び場空間の研究●公共的空間では社会資本に関する研究などがあげられる。なお例示以外テーマも適宜加える。想定される主な就職先地域計画コンサルタント・シンクタンク・都市開発・マネジメント関係、都市計画・街づくり関係、建設産業・住宅産業関係、広告・出版関係、交通・観光関係・地方自治体等都市生活学科204

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