研究室ガイド2011
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(本研究室は、2012年に学生募集を行う予定です。)助 教牧野 由理牧野研究室(造形表現・美術教育学)こどもの心の栄養となる造形表現活動豊かな幼児期体験が豊かな人間性、豊かな社会をつくるこどもの気持ちを忘れずに等々力キャンパス3号館 2F STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく【想定される主な卒業研究テーマ】●幼児の造形表現における素材の研究 ●幼児の遊びと造形表現における考察●「見立て」による造形表現の研究●粘土による造形表現の発達に関する研究想定される主な就職先幼稚園、保育所、認定こども園、児童養護施設、子育て支援施設、子ども関連企業、児童関連研究機関、児童行政関係の官公庁、国際児童関連機関、大学院進学 など本研究室では子どもの造形表現活動について探究していきます。幼児期の子どもは毎日毎日、身近な環境から、新鮮な驚きとともに様々なことを感じ取り、他の時期とは比較にならないスピードで心や体が成長しています。子どものそんな新鮮な驚きや、感動、興奮、おそれなどの気持ちを大切に育てることが感性の豊かさに結びつくと考えます。子どもの造形表現活動はそんな新鮮な感動を色や形で表現することで、子どもの大切な気持ちを育んでいきます。子どもの心の成長に大切な造形表現活動について、保育者として、望ましい援助方法や環境設定を実践的に研究していきます。幼児にとっての一日は大人の数倍も長く感じて過ごしています。なぜなら、幼児の日常には常に新鮮な驚きがあり、無限のイマジネーションの世界をもっているからです。最も感受性が強い幼児期で感じること、考えること、そしてそれを人に伝える表現の方法を研究することは、豊かな人間性や豊かな社会を育むことに繋がると考えます。保育者とは幼児の、将来に亘る人間性を構築する手助けをする人のことです。そして、造形表現活動は豊かな人間性をつくる手助けの一つの手段となります。本研究室では、フィールドワークを重視しています。造形というと、作品をつくり完成させることが重要のように思うかもしれませんがそうではありません。作品を作り上げることではなく、造形表現の過程で子どもの心に様々に働きかけ、豊かな感受性や人間性を育むことが目的です。そのため現場に赴き、そこから見えてくることや自分なりの問題意識をしっかりと持つことが重要です。文献による研究ももちろん大切ですが、子どもたちの創造の場に立会い、子どもの気持ちに触れて感じ取った問題点を探究していきましょう。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔児童学科225

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