研究室ガイド2011
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教 授大谷 眞一・今福 宗行助 教熊谷 正芳学 部 生男子15名院 生男子5名強度設計システム研究室【主な卒業研究テーマ】●疲労負荷中の動的X線応力測定●背面回折像を用いたX線応力測定装置の開発●レーザーピーニングによる残留応力発生メカニズム●X線および放射光回折による電磁鋼板の結晶粒内残留応力分布測定●回折線半価幅を用いた応力拡大係数の推定●日本刀の残留応力に関する研究●非晶質合金(金属ガラス)の残留応力測定主な就職先(2010年3月・院生含む)オリンパス、富士重工業、セイコーエプソン、岡本工作機械、日本発条、芝浦メカトロニクス、日本海事協会、津田駒工業、東京・鉄鋼、日揮プロジェクトサービス、武田機械、東芝プラントシステム、TCM、ジェイテクト、NTN、日本電気通信システム機械システム設計工学コースhttp://www.mse.tcu.ac.jp/sds/機械を構成する材料の変形・破壊・強化機構に関する研究と、その解析に必要な種々の計測技術の開発研究マイクロマシンから大型構造物まで種々の機械の強度信頼性向上に寄与する学会や国際会議での積極的な研究発表を奨励 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく本研究室では、機械を構成する種々の材料の変形・破壊・強化機構に関する研究と、その解析に必要な種々の計測技術の研究を行っています。具体的には、金属、セラミックス等の構造用材料、あるいはそれらにピーニングなどの表面処理を施した材料の疲労、腐食等による変形・破壊機構を検討し、また、それらの研究に用いる実験ツールとしてX線回折、シンクロトロン放射光および中性子線を用いた応力・損傷評価法を開発しています。「機械」の定義のひとつとして「可動する」ことが挙げられます。そして「可動」は機械的負荷や熱負荷、振動などを伴い、その結果、機械を構成する材料の損傷・劣化を招きます。したがって、機械設計をとくに材料の強度に着目して研究することは、機械の体力や寿命を決定すると言う意味を持ち、機械構造物の性能や強度信頼性の向上に寄与し、安全で豊かな社会を築くことに役立ちます。研究室の皆が協力して研究を進めるのが特徴の一つですが、その一方で自主的な研究姿勢を重視しており、これにより各自の問題発見・解決能力の基礎を育成します。学生には国際会議や国内の学会で研究成果を発表するチャンスが与えられ、世界の最先端の研究者らとディスカッションできます。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔機械システム工学科30

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