研究室ガイド2011
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計測電機制御研究室【主な卒業研究テーマ】【レーザ光の応用計測】●レーザ光弾性の高感度応力分布の画像計測●レーザ光の電荷像CCDカメラの画像計測【画像処理技術の開発】●2次元画像の実時間ロックイン処理【パルス超音波計測の応用】●パルス音波による固体中の電荷分布計測●宇宙機用帯電計測装置の開発●宇宙用熱制御材の帯電特性評価【電磁波可視化技術の開発】●電子機器周辺の電磁界分布観測●生体用マイクロ波イメージング装置の開発主な就職先(2010年3月・院生含む)東芝、ニコン、東急車両、三菱電機、明電舎、トヨタ紡織、横河電機、芝浦メカトロニクス、日揮プロジェクトサービス、日立アプライアンス計測制御工学コースレーザ光とパルス超音波で宇宙環境計測携帯電話などの無線通信機器周辺の電磁波計測電子計測と制御技術はあらゆる産業で活躍する海外学術交流により、国際センスを身につける STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく教 授田中 康寛講 師三宅 弘晃学 部 生男子15名院 生男子12名 女子1名電荷、電界、応力などの目に見えない様々な工学的物理量の分布を、レーザ光の応用計測、パルス超音波計測、赤外線計測により可視化し、美しいカラー3次元画像で表示する技術を開発しています。これらの技術を応用し、人工衛星等の宇宙機の帯電状況をモニタする計測器の開発やモータ等の電子機器の性能・効率向上に欠かせない材料評価の為のセンサ技術および計測器の制御技術の開発を進めています。さらに近年では、携帯電話や自動改札で使用されるICカード型の乗車券など、無線通信を使用した機器が世界中で広く使用されています。安全でかつ環境に優しく使用していくために、無線通信機器を利用した際に利用者の体に照射される電磁波強度の評価、通信電磁波の混線を防ぐための機器周辺空間の電磁環境の評価、またそれらへの対策が求められています。これらEMC問題に対し評価・対策を行うため、赤外線計測による電磁波可視化技術の開発に現在取り組んでいます。光や音波を利用した計測技術は、計測対象に非接触で、応力−歪、加速度、電圧、電流、磁界、温度などの工学物理量を測定できます。また一方では、そうした電子計測技術を用いることにより、データ処理と画像処理が可能になります。これらの計測・データ処理技術は、我々の身近にある電子機器から極限環境である宇宙空間で運用されている宇宙機へと適応範囲は非常に広く、各分野で渇望されています。電子計測は、計測そのものの可能性を高めると同時に、より一層のヒューマン・インターフェースを実現するものなのです。またロボット、電気自動車はもちろん、産業用システムから家電品まで制御技術なしでは成り立たないほど、制御技術は現代社会の基盤技術になっています。最先端技術を大学院生とともに研究する研究室です。その成果は、毎年科学技術論文誌に発表され、世界中の研究者の注目を集めると共に、国立の研究機関や企業からも注目されています。また、国際交流が盛んで、毎年、海外からの研究者が本研究室を訪問するので、国際センスを養うこともできます。さらに研究発表、論文講読発表、ミーティング発表など、実力を養成する独自のシステムを導入しています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔機械システム工学科33

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