研究室ガイド2011
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教 授鈴木章悟(A)本多照幸(B)学 部 生男子10名院 生男子6名 女子1名放射線応用工学研究室【主な卒業研究テーマ】●環境放射能の測定法の確立と精度・正確さの追求 ●高純度原子炉材料中のα放射体の分析法の開発 ●γ線スペクトル測定法の確立 ●α線スペクトロメトリーによる河川中のウラン同位体の定量●放射性廃棄物の処理・処分に関する研究●地層中における放射性核種(元素)の移行研究●中性子放射化分析法の地球環境科学への応用研究●環境放射能(特に海洋と大気)に関する研究●放射年代測定法に関する研究主な就職先(2010年3月・院生含む)アトックス、日本放射線エンジニアリング、東電ホームサービス、新日本空調、日本原子力研究開発機構、(社)日本アイソトープ協会、(財)日本分析センター、東京電力、日本原子力発電、三菱重工、東芝、日立製作所、NTTファシリティーズ放射線工学コース(A)放射線を使った材料分析や環境放射能の測定(B)原子力に関わる安全環境システムの解明ほか(A)放射線はいろいろな産業で活用されています(B)原子力の一般的な不安に対し、環境面から解明(A)知的好奇心旺盛、意欲的に取り組む学生を歓迎(B)国内外の研究機関と共同研究を推進 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく(A)放射線を利用した分析法を用いて、原子力をはじめ種々の分野で使われている材料中の微量元素の定量方法の開発を行っています。また、環境に存在する微弱なα線やγ線の挙動や私たちの身の周りに存在する環境放射能の評価を行っています。(B)原子力を地球規模システムの一環として取り上げ、中性子放射化分析や核分裂飛跡年代測定法を用いた、原子炉・放射線の地球環境システム解明への応用、並びに原子力・放射線に関わる安全環境システムの解明に関する研究を実施しています。 (A)放射線利用は各種産業で利用されていますが、一般には余り知られていません。特に科学の基礎である分析化学の分野では放射線を使った分析法は重要な手段の一つです。例えば、半導体材料中のウラン、トリウムの分析や古代の製鐵のなぞ解明に貢献しています。(B)社会的に関心の強い地球環境問題の解明に研究用原子炉を応用するとともに、廃棄物処分など原子力への一般的な不安に対し環境面から解明すべく、その社会的要請に応えられる研究テーマを設定しています。(A)γ線やα線のスペクトルを測定して研究を行います。試行錯誤を繰り返し行う実験の中から結果を導き出すため、意志を高く持ち、意欲的に取り組むことを期待します。(B)学生の夢に沿ったテーマにできるだけ近い研究を選択できるよう配慮するとともに、国公立研究機関(原子力機構等)、他大学(国内外)、IAEA海洋環境研究所を含む外部の研究機関との共同研究を積極的に推進しています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔原子力安全工学科40

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