研究室ガイド2011
48/232

生体計測工学研究室【主な卒業研究テーマ】●ベッドに寝ているだけで健康検査をする●考えるだけで自動車の運転操作をする●瞳孔反射運動でストレスの程度を発見する●体から発する電気(脳波、心電図)で自己を認証させる●脳波と聴覚・視覚刺激から精神的、肉体的疲労を知る●運動量と心拍の相関からエネルギー消費量を発見する●魚に自動離脱記録器をつけて行動を探る●脳神経パルスの遠隔センシングで自然活動機能を探る●筋肉の電磁気特性から筋疲労をリアルタイム検出する●毎日の微少な爪の伸び率から健康状態を発見する●超長期間生理学検査データをデータマイニングする●ラットの神経活動をリモート光センシングする主な就職先(2010年3月・院生含む)新設研究室のため該当データなし診断エレクトロニクスコース日常活動の中で健康状態をリモートセンシング病院ではなく自宅や戸外で行うユビキタス医療既成の概念から抜け出した自由な発想を尊重 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく疾患をもつ人々に向けたME機器の開発だけではなく、医学の知識と電子工学の技術を駆使して健常人にも役立つ研究を行っています。例えば日常活動や運動中の体内の状況を離れたところからセンシングして健康を測定検査します。運転中体内の状態をリモートセンシングして眠くなる直前にブレーキを作動させます。動物の脳神経のパルスを遠くからセンシングして特異な神経活動を発見します。このように個体レベルからミクロの細胞レベルまでの現象を、テーマによっては他大学の医学部やME関連の企業と共同で研究します。風邪をひくのも事実ですが「病は気から」も事実です。いつでもどこでも健康検査して安心できるユビキタス医療をストレス社会は求めています。それを完成させる技術が、本人もその検査に気が付かない「無意識検査」の医療です。本人は通常に生活を送るだけで検査診断され、病気の予兆があるときのみ本人に知らされるという未来の医療社会も研究の対象です。また、脳波を用いて個人認証(ID)をしたり、無侵襲的に脳とコンピュータをつないで情報を交換するなど、新しい発想でIT社会と取り組んでいます。「楽しくなければ研究ではない」が研究室のモットーです。既成の概念にとらわれない発想も尊重されます。ただその背景には生理学、電子回路、情報処理など医学と電子工学の基礎知識を確実に吸収していることが潜んでいます。大学祭では腕の筋肉から出る電気信号で車を操縦します。研究室ではゲーム感覚で英語に強くなります。毎年秋には研究室全員で人里離れて合宿し、研究討論を行ったりバーベキューなどをして人生を語り明かします。「愛とは何だ?」研 究 内 容社会との接点研究室の横顔准 教 授島谷 祐一講 師京相 雅樹学 部 生男子7名院 生研 究 生男子12名 男子1名生体医工学科46

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です