研究室ガイド2011
53/232

量子・ナノデバイス工学研究室【主な卒業研究テーマ】●第一原理計算によるXPSスペクトル解析●結晶塑性解析によるデバイス応力・転位の解析●微細デバイスシミュレーション●STM/STSシミュレーション●ナノスケールMOS信頼性シミュレーション●並列処理のマルチプロセッサへの分割手法●システムレベル記述の最適化手法●レジスタ転送と計算を同時に行うカスタム命令評価主な就職先(2010年3月・院生含む)JR東日本、キヤノンイメージング、旭ファシリティーズ、矢崎総業、デンヨー など先端デバイス工学コース(デバイス設計・シミュレーショングループ)半導体エレクトロニクスの革新を目指す、量子・ナノデバイスの研究と開発コンピュータや携帯電話などに使われる半導体の高速化、低消費電力化充実した計算機とソフトウエアを活用した材料、デバイスのシミュレーションと設計技術の研究 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく教 授丸泉 琢也講 師瀬戸 謙修学 部 生男子18名院 生男子7名 女子1名総合研究所で進められているシリコンやゲルマニウムなどを用いた量子・ナノデバイスの研究開発に必要となる材料、プロセス、デバイスに関するシミュレーション技術の開発を進めています。またこれらのデバイスを集積化する際に必要となる設計技術の研究もあわせて行っており、シリコン系半導体の幅広い階層での研究分野をカバーしています。パソコンに使われるCPUやメモリなどの半導体部品は、MOSデバイスという基本素子が微細化されることで発展してきましたが、デバイス構造と製造プロセスが複雑化すると同時に、集積度が極めて高くなったため、実験評価では解明できない様々な現象や不具合が発生しています。私たちは、計算機を活用したシミュレーションにより、これら“見えない現象”の本質を明らかにするとともに、全体システムの設計技術を高度化させることで、半導体産業の発展に貢献してゆきます。分散メモリ型PCクラスタ計算機、共有メモリ型並列計算機などの豊富な計算機資源を活用して、先端的な材料、プロセス、デバイス、集積化システムに関するシミュレーションと設計技術の開発を進めています。使用するソフトウエアは、原子、分子レベルの解析を行う第一原理計算ソフト、微細デバイスの構造・電気特性を解析する結晶塑性解析ソフト、モンテカルロソフト、そしてCPUやメモリなどの最適化を行う設計ツール群があり、半導体開発の全体にわたる広い視野と知識が得られる環境にあります。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔電気電子工学科51

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です