研究室ガイド2011
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エネルギーナノ材料研究室(Ⅱ)【主な卒業研究テーマ】●新規手法によるカーボンナノファイバー等のナノカーボンの合成と評価●スーパーキャパシター用負極材としての種々の特性を持ったカーボン材料の調製と細孔特性および電気容量の評価●セルロース系ナノファイバーからのグラファイトシートの調製と評価●新規高熱伝導性グラファイトフィルムの調製と集積回路放熱フィルムへの応用●デンプン系およびセルロース系産業廃棄物からの活性炭の調製と水質浄化およびキャパシター用材料への応用主な就職先(2010年3月・院生含む)(株)トウネツ、進学エネルギー変換工学コース(ナノカーボン系)環境改善およびエネルギー関連材料としてのカーボンマテリアルの開発・評価カーボンマテリアルは産業や生活のあらゆる場面で高機能部品として用いられている環境・エネルギー分野のカーボンナノ材料の調製および高度な分析評価技術の修得に最適 STEP1:研究室の特色教 授鏑木 裕学 部 生男子7名院 生男子1名 女子1名カーボンマテリアルは様々な形態を取る事ができる。研究室ではカーボン系のナノチューブ・ナノファイバー・ファイバー・フィルム・ナノ微粒子を調製している。それらを用いた炭素系材料、およびそれらをベースとした複合材料の創成、エネルギー・環境分野で重要なスーパーキャパシター用電極材料、集積回路放熱グラファイトフィルム、水質浄化などへの応用を研究している。スーパーキャパシターは燃料電池ハイブリッドカーやパソコン、携帯電話の補助電源として重要であり、またグラファイトフィルムは高性能の放熱フィルムとしてパソコンや携帯電話に使用されている。スーパーマーケットなどで排出される食品系廃棄物、特にデンプン系廃棄物の再利用として活性炭を調製し水質浄化やスーパーキャパシター用電極材料として用いる事を検討している。研究室所有の磁気抵抗効果測定、電気化学測定、X線回折測定、磁化測定、気体吸脱着測定の各装置や、機器分析室設置の透過電子顕微鏡、走査電子顕微鏡、蛍光X線分析、ラマン分光、EPMA、X線光電子分光、EELSなどを駆使し、試料の作製・分析・特性評価行っている。卒業研究や大学院においては、これらの最先端の装置の操作や原理を修得でき、成果を国内学会・国際学会で研究発表する機会もある。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔 STEP2:研究室をさらに詳しくエネルギー化学科63

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