研究室ガイド2011
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水素エネルギーシステム研究室【主な卒業研究テーマ】●固体高分子形燃料電池(PEFC)の氷点下起動性能向上と劣化軽減の研究●固体高分子形燃料電池(PEFC)の炭素コロージョンの電位・発電分布依存特性解明●固体酸化物形燃料電池(SOFC)の出力性能向上と劣化解明●メタノール燃料電池(DMFC)の微量排気成分計測と軽減の研究●燃料電池電極反応の計測・診断技術開発と適用の研究●「水素エネルギー研究センター」における研究テーマ主な就職先(2010年3月・院生含む)スズキ自動車、いすゞ自動車、東芝プラントシステム、クライオバック、共立、原子燃料工業、MHI原子力エンジニアリング、新潟原動機エネルギーシステム工学コース水素を中心としたクリーンなエネルギー変換システムの研究地球を温暖化や大気汚染から守るために役立つ研究を行っている水素エンジンと燃料電池双方の要素研究からシステムまで幅広い研究範囲が特徴 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく教 授武 哲夫准 教 授山根 公高学 部 生男子13名 女子1名院 生男子13名 女子1名本研究室では、次世代の燃料である水素を中心にしたクリーン・高効率かつ再生可能なエネルギーを使用する要素研究からシステムまでを幅広く研究している。研究内容は、水素エンジンと燃料電池の2つに大きく分けられる、水素エンジンでは、水素エンジン燃焼向上を目指した研究や水素自動車に必要な燃料供給システムの研究開発を行っている。また、燃料電池では、燃料電池の性能向上を目指した電極作成や性能低下のメカニズム解明を行っている。水素のようなクリーンでかつ再生可能なエネルギーを使用する社会を作ることは、現在地球が抱えている温暖化や大気汚染などを防止する重要な課題であり、世界中の国々が力を入れて研究開発を進めている。本研究室では、企業などの協力を得ながらより実社会に近い環境下、世の中の要求に直結した研究を行っており、その研究成果は世界中から注目されている。研究スタイルは、先輩と後輩がグループを組んで研究課題に取り組む。グループの課題の中から個人のテーマを設定して卒業研究を進める。そのため、仲間同士のコミュニケーションや議論を活発に行い研究に取り組んでいる。●水素エンジンと燃料電池の双方の研究を行っている世界でも数少ない大学の研究室。●基礎的な研究からシステム化研究、さらには実機を想定したモノ作りまで一貫した研究を行っている。●学生中心の活動が数多くあり、研究テーマとは別に学生達が手作りの燃料電池と車体で燃料電池エコランに出場している。H20年にはガソリン1L相当熱量で1339kmの走行を実現して2位入賞を果たした。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔エネルギー化学科64

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