研究室ガイド2011
71/232

教 授天野 克也学 部 生男子7名 女子2名院 生男子2名 女子1名天野研究室【主な卒業研究テーマ】住宅、住宅周辺の共用空間、広場、みち、緑、公共座りスペース空間、地域図書館、伝統環境(韓国伝統村、中国四合院など)、などの要素に着目して、例えば次のような観点から研究を進めています。研究対象となる主人公は、一般住民、こども、高齢者などです。●空間の使い方・意識評価に関する研究……利用主体などの空間評価・改善意向、利用行為等を通して計画課題を解明することを目的としています。特に、住まいとまちとの関係に着目して研究しています。●住環境整備の仕組みに関する研究……地域、利用主体、管理運営等の観点を踏まえて、住環境整備の制度的、経済的、社会的、施設・空間的条件を解明することを目的としています。●空間設計に向けての提案……ケース・スタディにより種々の研究成果の総合化を図り、具体的に提案することを目的としています(卒業設計として位置づけられます)。主な就職先(2010年3月・院生含む)アーネストワン、大和ハウス工業、大成建設、広真アド、積水ハウス、ポラス、三井ホーム、三井ホームエステート、DIK設計室建築計画・都市デザインコース“よい空間とは何か?”を追究生活そのものを楽しめる町づくりを提案グループ研究が主 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく建築・都市空間を対象として、“よい”空間的諸条件を求め、その計画・実現・維持管理の方法を提案することが、本研究室の大きな目標です。研究過程は、空間を記述し、利用者と空間との関係性を読み取った上で、“よい空間とは何か?”を追究することが中心となります。特に、最近では地域コミュニティの希薄化や防犯上の観点から閉鎖的な住まいが増えてきています。このままでは“まち”自体が生活感のないものになってしまいます。そこで、ほどよくまちに開かれた住まいのあり方について力をいれて研究に取り組んでいます。現在は、安全で快適な家づくり、町づくり、すなわち防災や景観を含めた都市整備が求められている時代です。その際、そこで暮らす人々に歴史のある町の“物語”を伝えていくことも、建築・都市計画分野の大きな役割だと考えます。本研究室では、そうした文化的なことも含め、生活そのものを楽しめる町づくりを提案しています。まちづくりコンペをはじめ、地元自治体のまちづくりに積極的に参画しています。上記の研究テーマについて、原則として大学院生を中心とする研究グループを構成し、グループ単位に研究を行います。随時開かれるグループゼミと定期的に開かれる研究室ゼミを中心に、テーマ・方法・結果の妥当性を検討しながら進めていきます。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔建築学科69

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です