研究室ガイド2011
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濱本研究室【主な卒業研究テーマ】●建築物のリアルタイム地震損傷検知モニタリング●建築物の上部・基礎構造同時ヘルスモニタリング●立体トラスドームの段階的ヘルスモニタリング●弱地震の継続計測による建築物のヘルスモニタリング●ワイヤレス振動ネットワークを用いた環境振動モニタリング●モジュール連結型海洋建築物の造波水槽実験●モジュール連結型海洋建築物の波浪動揺シミュレーション●衝突・衝撃荷重に対する建築物の崩壊シミュレーション主な就職先(2010年3月・院生含む)福島県庁、静岡県庁、富士宮市役所、SDG(構造設計事務所)建築工学コース自然から学ぶ建築の形態・構造・機能、モニタリングによる診断技術、都市機能補完型海洋建築より安全で快適な都市建築の形態・構造・機能のありかたを社会に発信柔軟な思考と何でもやってやろうというチャレンジ精神を期待!! STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく教 授濱本 卓司学 部 生男子9名 女子1名院 生男子7名地球環境問題の認識と低成長経済の定着により、これまでのようなスクラップ・アンド・ビルト方式の建築の作り方は否定され、ひとつの建築を長く大切に使用する長寿命化へと大きな方向転換が進行している。このような時代に対応して、本研究室では、現在、「バイオメカニクスを用いた適応型建築構造に関する研究」、「振動モニタリングに基づく建築物の構造健全性評価に関する研究」、「都市機能補完型海洋建築物の安全性と居住性に関する研究」の3テーマのもとに研究を行っている。「都市機能補完型海洋建築物の安全性と居住性に関する研究」は20年以上継続的に行っており、その成果は1999年度日本建築学会賞受賞により社会に認められた。「振動モニタリングに基づく建築物の構造健全性評価に関する研究」は10年以上の歴史があるが、2度にわたり国の科研費補助を受けており、そのテーマの重要性が認識されている。「バイオメカニクスを用いた適応型建築構造に関する研究」は最も新しいテーマであるが、建築の形態・構造・機能の関係を自然界から学び取る魅力的な研究テーマである。「バイオメカニクスを用いた適応型建築構造に関する研究」、「振動モニタリングに基づく建築物の構造健全性評価に関する研究」、「都市機能補完型海洋建築物の安全性と居住性に関する研究」の3テーマは、利便性のみを追いかけたため住みにくくなってしまった現代都市を、安全で快適な自然共生型都市に作り変えるための研究である。当研究室は、21世紀を担う柔軟な思考と何でもやってやろうというチャレンジ精神をもつ学生諸君が集まってくれることを期待している。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔建築学科74

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