研究室ガイド2011
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教 授大橋 好光学 部 生男子8名院 生研究生男子2名 女子1名大橋研究室【主な卒業研究テーマ】●木造住宅の実物大振動実験による動的挙動に関する研究●木造建物の耐震診断法・被害推定法の開発研究●木造建築の構造設計法に関する研究●微動測定による建物の構造性能の診断に関する研究●伝統的木造建築の構造性能に関する研究●木造住宅の構法変遷に関する研究●戸建て住宅の免震・制震構造に関する研究主な就職先(2010年3月・院生含む)江東区役所、戸田建設、平成建設、パナホーム、ハウスプラス住宅保証建築工学コース木質構造の成り立ちとそれを支える仕組みを研究循環型社会における建築構法のあり方を学ぶ木造建築を押す、引く、揺らす STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく本研究室では、集成材で作られた大規模な建物から、現代的な木造住宅、社寺などの伝統的木造まで、木造建築を対象として研究しています。また、木造建築を中心に、建築を構成する部位の、性能と作り方の関係を研究しています。建築物を構成する各部位は、強度だけでなく、耐久性、断熱性、気密性といった多くの機能を備えていなければなりません。環境にやさしく、快適で心地いい、それでいて、作りやすく、美しいものを考えます。21世紀の建築には、環境と人間社会との調和が求められます。環境を無視した建物を造ることは許されません。木材は、唯一、再循環が可能で、地球温暖化の防止にも役立つ、地球に優しい構造材料です。社会が、大量消費型から、循環型にシフトしつつある現在、人間にも地球にも優しい木造建築が健全に普及することが求められています。木造建築の仕組みや特徴を学びつつ、研究と実践を通して、その新しい可能性を探っていきます。木造建築の素晴らしさに敬意を払いつつ、その可能性を探ります。理論を研究する座学に留まらず、地震・台風の被害調査、実物大の住宅の振動実験、耐震診断の分析、社寺建築の加力実験、大工さんへのインタビューなど、実際の建物・関係者と関わりながら、研究を進めていきます。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔建築学科77

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