研究室ガイド2011
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地盤環境・末政研究室【主な卒業研究テーマ】●宅地地盤の判定のためのスウェーデン式貫入試験の高精度化●マイクロバブル注入による液状化防止工法の開発●高撥水性砂の工学的利用方法●薬液注入工法による液状化防止効果●硬化遅延型改良土の開発主な就職先(2010年3月・院生含む)横浜市、JR東海、戸田建設、テノックス、ショーボンド、大成エンジニアリング、青梅ガス都市環境コース地盤や構造物基礎に関する諸問題を幅広く扱う構造物の基礎や地盤改良に関わる新技術開発を行っています特殊な実験装置を用いたり、野外実験を行ったりしています STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく教 授末政 直晃学 部 生男子4名 女子2名院 生男子4名土は、子供のころから触れているので非常に身近な存在でしょうが、これを科学するとなると非常に厄介です。本研究室では、土や地盤に関する諸問題について真面目に科学しています。たとえば、地下5mのところの土の状態をどのように調べたら良いか、地盤沈下や液状化で傾いてしまう家をどのように助けるか、地下のひんやりを部屋に持ち込みたい、などの問題について研究しています。いずれの研究でも精緻な実験を行って現象をまず観測しますが、次いで自作のプログラムや高度なソフトを用いて実験結果の検証を行います。“地に足がつく”の言葉通りに、構造物が安定であるためには大地にしっかりと根を生やさなければなりません。地盤工学は全ての構造物に安定感を与えるための技術や知識の結晶です。“縁の下の力持ち”的な分野ですが、地震や台風などの環境外力が強まる現代では都市の基盤を支える重要な学問の一つとなっています。本研究室は、小型模型ながらこれに重力の100倍までの加速度を加えることで大きな構造物をシミュレートできる、遠心模型実験装置を所有しています。このような特殊な実験装置を武器に、地盤工学に関わる多様な研究テーマにチャレンジしています。卒業研究以外にも、夏季合宿や他大学とのソフトボール大会、バレーボール大会などがあり、互いの交流を深めています。本研究室は地盤環境・片田研究室と活動を共にしています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔http://slpc14.sl.civil.tcu.ac.jp/main-a.html都市工学科89

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