研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔講 師新家 稔央志田 晃一郎助 手桑子 雅史コンピュータや情報処理の基礎理論とその応用に関する研究を行います。具体的には、情報理論、符号理論、オペレーションリサーチ、最適化等の基礎理論を研究対象としています。またCPUなどのデジタル・システムの設計理論に関する研究、設計支援ソフトウェアの開発、実際のハードウェアの開発なども行います。その他に、物理現象のシミュレーション、並列計算による高速処理などの研究をしています。情報処理技術の応用分野の拡大にともない、コンピュータや情報処理の基礎理論の重要性が増大しています。例えば、インターネットやデジタル通信の信頼性を維持するためのしくみとして、情報理論・符号理論が重要な役割を担っています。また、DVDやCDなど、様々な記憶媒体に記録された情報をキズやホコリから守るためにも、この分野の理論が大きく貢献しています。このように具体的応用に近い立場で理論的な研究ができるのがコンピュータや情報処理における基礎理論研究の特徴です。一方、ハードウェア設計理論に関する研究は、“ハードウェアのしくみを理解してソフトウェアを開発する”ことが中心となります。数千万個のトランジスタが1個のICの中に入ってしまう今日、デジタル・システムを設計するにはコンピュータによる設計支援が欠かせません。このためハードウェアの設計理論の研究では、新しい設計手法を提案し、その手法を実現するCADソフトウェアを開発することになります。特に本研究室は、クロック信号を用いずにデジタル・システムを動作させることにより低電力消費・高速動作を実現する非同期システムに関する研究に特色があります。まだ新しい研究室です。一緒に研究室を作っていこう!研究内容社会との接点研究室の横顔情報数理コース計算理論研究室コンピュータと情報処理の基礎理論に関する研究インターネット社会を支える基盤としての理論研究研究室を作るのは君たちだ!世田谷キャンパス3号館4階主な就職先・進学先(2013年3月・院生含む)野村総合研究所、大日本印刷、JUKI、コア、キューブシステム など●LDPC符号を用いたARQ方式に関する研究●木符号の復号における計算量低減の研究●LDPC符号の性能解析に関する研究●ターボ符号の復号法に関する研究●クロック信号を用いないディジタル回路に関する研究●行列のスペクトル分解の高速化105情報科学科

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