研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔教 授小堀 洋美学 部 生13名院 生1名地域、日本、海外の生物多様性を保全し、自然環境を保全・復元することを研究目的としています。そのために、フィールド調査や新たな環境評価手法の開発によって現状を把握することに努めています。その結果に基づき、課題や問題点を明らかにし、生物多様性や自然を保全・復元・管理するための具体策や解決策を提言しています。さらに、解決策を実践するとともに用いた方法の有効性をモニタリングし、評価しています。生物多様性を保全し、自然環境を復元するには学際的なアプローチが必要です。そのため社会のさまざまな機関とのパートナーシップによって研究・教育活動を進めています。すなわち、行政、研究機関、企業、環境NGO、市民と連携して、保全・復元・環境管理に関する研究・教育を行っています。◎文献講読、研究発表、ゼミ合宿、海外ゼミ研修旅行(隔年)、他の研究機関や行政との共同調査、国内外の研究者や専門家を招いての勉強会など、多彩で実践的な研究・教育を展開しています。また希望者には、環境インターンや海外研修プログラムに参加する機会を提供しています。◎本研究室の学生には、常に問題意識を持ち、意欲的に課題に取組むことを希望します。また共同で調査や作業を行うことも多いため、お互いに協力しあって、よい人間関係を育んでくれることを望みます。研究内容社会との接点研究室の横顔生態環境分野小堀研究室自然環境と生物多様性の現状、課題を明らかにし、保全・解決策を見出だし実践する学際的なアプローチを用い、パートナーシップによる環境の改善・復元を行う国内外での共同調査やワークショップなど、多彩で実践的な研究を展開横浜キャンパス3号館4階主な就職先・進学先(2013年3月・院生含む)大学院進学(東京大学)、地方公務員(大磯市)、環境コンサル(国際航業)、企業環境教育関連(東京ガスワンダーシップエネルギー館)、一般企業(東急リバブル)●野外におけるオニグルミのアレロパシーを利用した外来種ニセアカシアの生物制御の可能性の検証●水田の魚類・両生類に圃場整備と周辺のハス田が与える影響●横浜市のエコアップ事業で創生されたビオトープの多面的・経年的評価●横浜市鶴見区の京浜臨海部におけるトンボを生物指標としたビオトープの評価●牛久保西地区と大学チョウビオトープにおけるチョウの特徴と経年変化●横浜市内の鳥類の種多様性に与える緑道とその周辺環境条件の検討●八王子市のツバメの営巣状況の把握と保全策●絶滅危惧種の地上営巣性鳥類の巣をカラス類による捕食から防ぐ防護柵の開発●兵庫県北部の地域住民と都会学生による獣害プログラムの実施とその評価●環境NGO団体による市民調査の共通の課題の抽出と改善策としての若者の意識調査●多摩川河川敷に生息するカヤネズミの生息状況と保全策について●温度に対するツバメの行動的可塑性 ─温暖化に向けた生物季節の基礎研究─●神奈川県北部の緑地におけるチョウの14年間の生息状況●都市の小規模孤立林におけるアカネズミの生息状況と保全策(生物多様性保全)141環境創生学科

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