研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔教 授中原 秀樹学 部 生25名主に、持続可能(サステイナブル)な消費とライフスタイルに関する研究を行っています。具体的には、環境教育のほか、環境情報と消費者に関する研究や環境ISO(EMS、環境広告、環境パフォーマンス)などに関する研究などをテーマとして扱っています。方法としては、まず環境時事問題と文献研究を中心に環境基礎能力を養い、その上で環境関連組織と共同研究(インターンシップ)による実践研究を行っています。温暖化が原因による異常気象と、食料生産の伸びの鈍化、資源枯渇、環境汚染、生物多様性の喪失など、世界をめぐる危機的状況を考えれば、私たちが今日享受している、物質やエネルギーを大量に消費する生活を維持していけないことは明らかです。にも関わらず、先進国の人々は物質的豊かさを手放そうとせず、一方第三世界、とくにアジアの国々は先進国が到達した物質的に豊かな社会に近づこうと日夜努力を重ねています。このままでは地球がいくつあっても足りません。早急に先進国は物質的豊かさから脱却し、別のライフスタイルを確立しなければならず、またアジア諸国は物質的に豊かな社会から持続可能な社会へとその目指すゴールを転換しなければなりません。本研究室では、その方法を提示することを目的としています。産学共同研究を実施している点が本研究室の大きな特色です。これまでの実績としては、NEC、日立製作所、富士通、東芝、グリーン購入ネットワークなどと環境報告書のベンチマーキング、環境ホームページのベンチマーキング、環境パフォーマンスの分析、環境広告の制作、子供向け環境教育のテキスト作成などがあります。また恒例行事として、グリーン購入ネットワーク総会への参加、エコ・プロダクツ展への参加を行っています。研究内容社会との接点研究室の横顔環境経営分野中原研究室持続可能(サステイナブル)な消費とライフスタイルに関する研究持続可能な社会の実現方法を提案産学共同研究を実施している点が大きな特色横浜キャンパス3号館6階主な就職先・進学先(2013年3月・院生含む)大日本印刷、東芝プラントシステム、レンゴー、協同飼料、日立製作所、パナホーム、東京地下鉄(東京メトロ)、東武鉄道、京浜急行電鉄、リコー、富士通、シャープ、富士ゼロックス、ヤマザキナビスコ、P&G、トヨタ自動車、東急エージェンシー など●企業の社会的責任報告書(CSR)におけるグリーン購入に関する考察●グリーン・ウォッシュ●紛争鉱物と携帯電話のリサイクル●日本版社会健康指数の提案●環境テレビCMと環境コミュニケーション●消費性向と機能性下着:クールビズ・ウォームビズに関する考察●プライベートブランドと消費者志向●大学祭におけるカーボン・オフセット普及のための教材開発●学生たちの社会参加:温暖化防止に学生たちの力は役立つのか●使用済み携帯電話の有効な回収方法に関する研究●トップランナー製品導入による省エネ効果シミュレーション●衣料品リサイクルの現状及び普及の提案(サステイナブル・コンサンプション:持続可能な消費)環境マネジメント学科156

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