研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔准 教 授岡部 大介学 部 生24名(1)自らの興味関心に基づいた対象へのエスノグラフィを通して「学びのデザイン」について論考していきます。エスノグラフィとは、特定のコミュニティや人びとの行動様式をインタビューや観察、同行調査などから記録・調査する手法で、デザインやマーケティングの分野でも着目されています。(2)ファンカルチャーに代表される「興味関心でつながる主体的なコミュニティ」のエスノグラフィを通して、よりプレイフル(遊び心に満ちた)で、シリアスファン(知的に愉しい)な学びの環境デザインがいかに可能か?を考えていきます。(3)さらに、企業とワークショップを企画していくことで、新たな学びのコミュニティをデザインする方法を学びます。(1)外部の企業と連携し、今日のメディアのデザインを捉え直し、ワークショップを協働的に開催しながら、将来的なコミュニケーション・メディアの形を考えます。(2)伝統的な学校的学習環境も用いながら、それとは異なる、ものづくりなどを協働で行う「アトリエ的学習環境」、自らが構築した学びの舞台におけるパフォーマンスを通した「劇場型学習環境」のデザインなどを含んだワークショップを実施します。エスノグラフィやワークショップを通して学びのデザインを考えていくことの意味は、以下の3点にまとめられます。(1)興味に突き動かされて(interest-driven)、直観と好奇心で場に飛び込むこと、そして継続的にひとつの対象に対峙する行動力を養います。(2)経験学習を通して、日常の当たり前や常識を疑う視点を刺激します。それをシリアスファン(知的に愉しい)な場において言語化していきます。(3)世の中に数多存在するチャーミングでラディカル(先鋭的)な方々と交流することの価値に気づきます。研究内容社会との接点研究室の横顔岡部研究室身近なコミュニティのエスノグラフィを通して、学びの場のデザインを考える。産学連携による、まちやコミュニティにおける活動とメディアの再デザインInterest driven, Serious fun, Radical Learning!横浜キャンパス3号館6階主な就職先・進学先(2013年3月・院生含む)本学大学院、大塚商会、川崎鶴見臨港バス、クラブツーリズム、三和コンピュータ、静岡銀行、静岡コンピュータサービス、静岡信用金庫、第一コンピュータサービス、チューリッヒ保険会社、三菱自動車ロジテクノ、ろうきん など2012年度の卒業研究のタイトルは以下のとおりです。(1)「小さなメディア」を用いたフィールドワークの可能性: 城ケ島における「島民の物語」収集を通して(2)東京ディズニズム: 現代の首都圏におけるディズニー化についての論考(3)女子校に生きる: 文化維持のための語りとスクールカースト(4)ステージ構築からみるコスプレ実践の学び(5)女子文化とコスプレ文化の相互的構成(6)ストリートダンサーになること:身体表現の熟達と文化化(7)地域住民とアートを用いたまちづくりの相互関係について(ラーニングデザイン) http://okabelab.net/blog/167社会メディア学科

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