研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔准 教 授川口 英俊学 部 生15名空間デザイン研究室では、私達が日常過ごしている空間の全てを対象にして、使用する人間に魅力的である為の方法、技術や知識を研究しています。空間とは、人間一人の周囲に存在する最小の空間から、公共の場のような多数人が使用する空間まで途切れなく繋がり、そして拡がっていきます。また、空間の中には椅子、テーブルなどの家具や光(照明)等も含まれます。そのような無限の可能性を持った空間を漠然とデザインするのではなく、人間が使う都市、社会を豊かにそして魅力的なモノにするためのデザインを追求しています。そこには多様な方法論や手法論があり、例えば、内部(インテリア)とかエクステリア(外部)という概念を固定して考えるのではなく、多様な使われ方を想定して研究します。また、特に古来より私達の空間に寄り添うように存在している「緑:Green」とのデザインの関係性や関わり方も研究しています。世界各国の建築・土木デザイン、インフラ、ロジスティクスの実例や計画を対象にして、行政、企業、市民などとの協力・共同体制のもとに研究と教育活動を行います。渋谷駅周辺で毎年行われる「shibuya1000」へ参加し、渋谷の住民の方々と共同して街の紹介や潜在的なポテンシャルを研究紹介し、また、飯田橋~四谷に連続する「外濠:そとぼり」の空間を世界一魅力的な親水地域にするための建築を含めたデザインを集客の観点を含めて、調査・研究結果を基に東京都や国へ提案します。ニューヨークの設計事務所にて世界各国の建築デザインや、建築家として住宅・医療・オフィス・駅・商業空間などの設計に携わった経験を元に、インテリアやエクステリアという区分を超えて、建築空間デザインの面白さと、デザインの必要性・重要性を教えたいと思います。私たちの日常には、可視的に認識している状況以外に、見過ごしている状況や環境が沢山隠れています。そのような内容を改めて分析してみることで、新しいデザインの方向が生まれて来ます。特に「モノの見方」や「デザインの伝え方」の手法を熟考してもらいたいです。研究内容社会との接点研究室の横顔空間デザイン研究室インテリアやエクステリアデザインという境界を越えた空間デザインの研究不動産会社へのコミュニティ提案や産学連携による新しい親水都市空間デザインの具体的提案空間デザイン力を学生の将来における国際競争力に繋がるように指導したい等々力キャンパス3号館1階主な就職先・進学先(2013年3月・院生含む)タイムズ24株式会社、株式会社ポイント、株式会社クレオ、株式会社木下工務店、新生ホームサービス株式会社、文化シヤッター株式会社、ナイテックス株式会社、株式会社ソリトンシステムズ、一般財団法人ベターリビング、ORANGE COAST COLLEGE(USA)[平成24年度卒業研究論文実績]●逗子銀座商店街の再生●駅前空間におけるもてなしの検証 ~もてなし指標による山手線駅の評価~●鉄道高架下空間における空間利用に関する研究●千代田区におけるリノベーション事業の実態に関する研究●商業施設屋上空間における用途変化の研究●東京都における住宅地の緑被分布に関する研究●日本の現代住宅における縁空間への認識を探る ~“縁”という名称が付けられた空間に関する研究~●建築表現に関わる3次元描写表現の研究●ウィリアム・モリスの植物パターンが現代のプリントプロダクツに与えた影響の考察●ストリートジャズダンスの分析 ~クラブシーンにおけるジャズダンスはどのように空間を利用しているか~●ジングルによるテレビCMの体系化 ~ジングルから見る時代の変遷~199都市生活学科

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