研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔教 授小林 由利子学 部 生13名ドラマと演劇のルーツは、子どもの「遊び」といわれている。このことを基盤にして、クリエイティブ・ドラマやDIE(Drama in Education)やプロセス・ドラマ、児童演劇の理論と方法論について研究している。これらの英米の理論と方法論をどのように日本に適応させていくかについて、フィールドワークに基づきながら研究している。国内外の国際児童演劇フェスティバルの教育的意義、鑑賞教育の意義、地域との関係について、フィールド調査を行っている。ドラマ/演劇を学習媒体にするTIE、アプライド・ドラマ、応用演劇、フォーラム・シアターについてもフィールド調査を実施している。最近、博物館における演劇/ドラマの活用についての共同研究に取り組んでいる。TACT/FAST(国際児童・青少年演劇フェスティバル大坂)のシンポジウム・ディレクターとして、児童演劇による地域の活性化の可能性について、児童演劇作品上演、共同制作、シンポジウムの企画にかかわりながら、実践的に研究している。中東とアフリカとヨーロッパにおける、ドラマ教育と児童演劇の実地調査を行い、これらの諸国の紹介および研究者と専門家の招聘にかかわる。最近、舞台芸術を子どもたちに届ける活動にかかわっている。日本の優れた児童演劇脚本を翻訳し、海外での上演に協力し、海外への日本文化の普及に貢献している。探究心と好奇心をもって、研究にかかわり、そのプロセスで感性と知性を磨き、混とんした状態を抱えながら、先へ進むことができる人材を育成したいと願っている。おもしろいことを他者と共有できるおおらかさをもって、グループ活動の醍醐味をドラマ/演劇を通して、感じ、そして考えていく。研究内容社会との接点研究室の横顔小林[由]研究室「遊び」とドラマと演劇について理論的・実践的に探究する子どものためのドラマ/演劇で社会とつながり、協働し、貢献するおもしろいと思えることに出会い、継続してかかわり、「あ、そうなのか!」という発見の瞬間を経験してほしい等々力キャンパス3号館2階想定される主な就職先・進学先幼稚園、保育所、認定こども園、児童養護施設、子育て支援施設、児童演劇団、児童文化施設、劇場、子ども関連企業、児童関連研究機関、児童行政関係の官公庁、国際児童関連機関、大学院進学、留学 など●子どもの劇的遊びの事例研究●劇的遊びと劇遊びの関係●幼稚園・保育所における人形劇公演の意義●絵本の劇化の可能性●ドラマ教育の理論と方法論●保育における媒体としてのドラマ/演劇●児童演劇の脚本分析●児童演劇の鑑賞教育の意義●児童演劇批評の必要性●児童演劇・ドラマ/演劇教育史(ドラマ/演劇教育・児童演劇)児童学科210

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