研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔(カリキュラム・共生)講 師村山 拓学 部 生15名主に、次のような研究を行っています。◎アメリカにおける障害児・病弱児教育の教育内容や教育方法に関する研究 シカゴ、ボストン、ニューヨークといった都市に注目して、どのような教育方法や教材が開発され、どのような実践が行われてきたのかを研究します。◎教室における教師・保育士の実践知に関する研究 教室で授業や保育場面を参観し、教師や保育士がどのように子どもを見立て、どのような観点から学びや育ちをデザインしているのかを探究します。◎カリキュラム開発に関する国際比較研究 教育内容や授業の方法、教材についての国際比較研究を行い、それぞれの社会事情と教育内容が深く結びついていることを実証的に分析します。◎国際比較研究を通した、日本の教育/保育の分析 海外の教育・保育事情を分析することよって、単にその国の事情に詳しくなるだけではなく、他とは異なる視点で日本の教育/保育を見直すことができます。そのような視点を提供するのも、国際比較研究の役割です。◎教育・保育現場の先生方との協働 学校や幼稚園、保育園での実践を観察し、分析することで、そこから得られた知見を現場の先生方にフィードバックすることができます。先生方を対象とした研修も実施しています。卒業研究に着手している学生のテーマは、幼稚園や保育所、施設でのフィールドワークから、国際比較、歴史研究、意識調査まで多様です。いずれも、文献を調べるだけではなく、それを自分で確かめたり、疑ったりしながら、問いを深めていくことが必要です。本研究室では、他のメンバーの研究テーマや研究手法からも相互に学び、お互いの研究にコメントをすることで、各自の研究のレベルアップを図っていきます。研究室メンバー合同での資料調査や、一人の学生が観察に入っている幼稚園に、複数の研究室メンバーで出かけることもあります。研究内容社会との接点研究室の横顔村山研究室障害児教育の国際比較研究や、教室での参与観察研究を通して、教育実践を読み解く教室での実践をより深く理解するために理論を学び、現場と協働する文献で得られた知識を使いながら、教育/保育の現場を多面的、重層的に分析する等々力キャンパス3号館2階想定される主な就職先・進学先幼稚園、保育所、認定こども園、児童養護施設、子育て支援施設、子ども関連企業、児童関連研究機関、児童行政関係の官公庁、国際児童関連機関、大学院進学 など●障害児・病弱児教育/保育に関する実践的研究●教育内容、保育内容についての事例研究●教師や保育士の専門性/実践知●教材や遊具の教育的意味●子どもに関わる大人(教師や親)の意識●子どもの育ち/暮らし/学びについての研究●障害児/者施設でのプログラムの意味●障害や病気を持つ人、社会的弱者とされる人との共生●教育/保育に関する海外事情(先駆的事例の研究)●インクルーシヴ教育/保育の事例研究●障害児教育/保育の制度や保障●教育/保育における個別支援のあり方●教育/保育におけるケアリング●教育/保育における平等や公平性、公共性221児童学科

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