研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔生産技術の高度化に伴い、機械材料として用いられる金属、非金属材料は多種多様化しており、それらに対する超精密かつ高能率加工が要求されています。また、単一材料のみで目的にかなう性質を満たすことが困難な場合も多くなっています。したがって、これまでの精密加工技術と、材料表面の改質技術や各種機能性の付与技術を複合させるような、新しい加工技術の開発が強く望まれています。本研究室においては、機械的除去加工を始めとし、金属材料の電気化学的加工、各種表面処理、腐食・防食、精密砥粒加工技術、歯科理工学、噴射加工法に関連した研究を行っています。また近年、環境問題が叫ばれる中、環境にやさしいめっき技術や加工技術の開発、廃棄物の無害化・リサイクリングの研究にも重点をおいています。表面加工技術は、金属材料の防錆性能や耐摩耗性を向上させ、その結果として、各種機械装置の耐久性向上に大きく寄与しています。また、資源の有効利用や材料の高品質化にも貢献しています。近年では、環境問題に着目して、廃棄物や有害物質のリサイクリング・無害化など、環境保全に寄与する研究も、本研究室の得意とするところです。機械工作研究室と表面工学研究室が、平成18年4月より合併し、表面加工研究室となりました。これまで切削加工や研削加工などの除去加工を中心に研究を行ってきた機械工作研究室と、めっきなど表面に物質を付加する研究や環境問題を主テ−マにしてきた表面工学研究室が手を携えることにより、より斬新で社会のニ−ズにマッチした研究に取り組みたいと考えています。研究室理念は「和を以て尊しと為す」です。これをもって研究室運営を行い、学生の教育・研究・産官学交流事業に努力して参ります。現在、企業、大学との交流や共同研究も盛んで、企業のエンジニアおよび他大学の教員と議論をする機会も多く、学生にとっても大変良い勉強になっています。研究内容社会との接点研究室の横顔機械材料工学コース表面加工研究室精密加工、金属材料の電解加工、表面処理、腐食・防食、環境保全等について研究環境保全や表面技術で社会に貢献大学や企業との共同研究も盛ん教 授眞保 良吉准教授講 師佐藤 秀明亀山 雄高学 部 生男子18名院 生男子6名世田谷キャンパス10号館5階主な就職先・進学先(2013年3月・院生含む)総合車両製作所、オグラ宝石精機工業、東日本旅客鉄道、化工機プラント環境エンジ、藤原産業、日本精工、ミネベア、日研総業、大鉄工務店、NOK、愛三工業、中央テクノ、YKK AP、田辺工業、シチズンマシナリーミヤノ、ユードム、酒井重工業、ニチアス、トッパン・フォームズ、クリスタル光学、東京技研、日研製作所、メイテック、NECネットワークプロダクツ、イワタボルト、前田道路、シチズン時計河口湖、デュプロ●材料表面の改質と疲労強度について●6価クロムを用いないクロムの電析法とその特性について●アルミニウムの硬質陽極酸化皮膜生成法について●環境保全のためのめっきスラッジの減容化と再資源化について●廃アスベストの溶融分解処理について●廃棄物中の金属元素の回収について●微粒子を利用したマイクロ・ナノレベル表面創製プロセスの開発●精密ろ過膜による研削加工液のろ過●歯冠修復材料の研磨加工および歯科技工用砥石の開発●ヒトエナメル質および歯冠修復材料の摩耗特性●歯科用電着ダイヤモンドスケーラの開発●歯科用インプラント表面における汚染モデルの構築●噴射加工を用いたトライボロジー特性の改善27機械工学科

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