研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔教 授田中 康寛准教授助 教三宅 弘晃圡方 規実雄学 部 生男子18名院 生男子14名電荷、電界、磁界などの目に見えない様々な工学的物理量の分布を、レーザ光の応用計測、パルス超音波計測、赤外線計測により可視化し、カラーを使って三次元で表示する技術を開発しています。これらの技術を応用し、人工衛星等の宇宙機の帯電状況をモニタする計測器の開発やモータ等の電気・電子機器の性能・効率向上に欠かせない材料評価のためのセンサ技術および計測器の制御技術を開発しています。さらに、赤外線計測を用いて携帯電話や自動改札で使用されるICカード型の乗車券などの無線通信を使用した機器の評価に欠かせない電磁波の空間分布計測技術の開発や、東日本大震災で問題となった建物の欠陥評価法の開発も行っています。また、ベアリングや磁気軸受を設けずに、磁力でモータの回転子自体を浮上させ1分間に4万回も高速回転をさせることが出来るコンパクトなベアリングレスモータの開発を進めており、清浄で高速回転が求められる半導体製造設備や人工心臓への応用が期待されています。光や音波を利用した電子計測技術やデータ処理技術は、計測対象に非接触で、応力一歪、加速度、電圧、電流、磁界、温度などの工学物理量を測定できます。また、それらの物理量を制御することで、モータの様な機械を駆動させることが出来ます。これらの計測・データ処理・制御技術は、我々の身近にある電子機器から極限環境である宇宙空間で運用されている宇宙機へと適応範囲は非常に広く、各分野で渇望されています。電子計測は、計測そのものの可能性を高めると同時に、より一層のヒューマン・インターフェースを実現するものなのです。またロボット、電気自動車はもちろん、産業用システムから家電品まで制御技術なしでは成り立たないほど、制御技術は現代社会の基盤技術になっています。最先端技術を大学院生とともに研究する研究室です。その成果は、毎年科学技術論文誌に発表され、世界中の研究者の注目を集めると共に、国立の研究機関や企業からも注目されています。また、国際交流が盛んで、毎年、海外からの研究者が本研究室を訪問するので、国際センスを養うこともできます。さらに研究発表、論文講読発表、ミーティング発表など、実力を養成する独自のシステムを導入しています。研究内容社会との接点研究室の横顔計測制御工学コース計測電機制御研究室レーザ光とパルス超音波で宇宙環境計測携帯電話などの無線通信機器周辺の電磁波計測電磁気力で軸を非接触に高速回転可能なベアリングレスモータ電子計測と制御技術はあらゆる産業で活躍する海外学術交流により、国際センスを身につける世田谷キャンパス13号館3階主な就職先・進学先(2013年3月・院生含む)富士ゼロックスアドバンストテクノロジー、富士電機ホールディングス、横河電機、東芝三菱電機産業システム、日揮プラントソリューション、村田製作所、ミツトヨ、日立化成、日本電産サンキョー、ヤマザキナビスコ、アズビル、いすゞエンジニアリング【パルス超音波計測の応用】●パルス音波による固体中の電荷分布計測●宇宙機用帯電計測装置の開発●宇宙用熱制御材の帯電特性評価【電磁波可視化技術の開発】●電子機器周辺の電磁界分布観測●赤外線による建造物の非破壊検査法の開発【ベアリングレスモータの開発】●高速ベアリングレスモータの開発●高速回転用スラスト磁気軸受の開発【レーザ光の応用計測】●レーザ光の電荷像CCDカメラの画像計測【画像処理技術の開発】●2次元画像の実時間ロックイン処理33機械システム工学科

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