研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔准 教 授岩村 武学 部 生男子10名院 生男子1名当研究室では有機合成を基盤として環境にやさしいエネルギー機能性材料の開発を目指して研究を行っています。私達の日常生活は有機材料、無機材料、複合材料をはじめとする種々の材料によって成り立っており、これらの材料が私達の便利で快適な生活を支えています。また、新しい材料が出現することで私達の生活様式を大きく変え、さらに産業構造をも変えることから、新材料の創製が盛んに行われています。しかし、これからは材料の物性を追求するだけではなく、人体や生態系に安全で、環境負荷の低減を考慮した省エネルギー的な材料の合成法の確立が必要だと私達は考えています。科学技術にとって基礎研究と応用研究の両方が大切です。基礎研究を通して自然現象に対する理解を深めるのとともに、新しい理解を見出すことを目標に研究に取り組んでいます。そして、基礎研究によって得られた新しい知見を基に応用研究を展開することで新しい夢の新材料の創出を目指しています。当研究室では、「化学をトコトン楽しむ!!」を合言葉に研究に取り組んでいます。有機合成化学は手間隙がかかることに加え、忍耐が必要な分野ではありますが、新しい物質をつくる喜びを強く感じる分野の一つです。自らの手で、作り上げた物質がどのような振る舞いをするのか、そして、その物質が有用な物質として用いられることが可能なのかを知ることを通して、学生の様々な能力を高めることを目標にしています。研究内容社会との接点研究室の横顔エネルギー材料化学コースエネルギー機能物質化学研究室有機合成化学を駆使し、環境・エネルギー分野への応用を目指す夢の新材料を目指して化学をトコトン楽しむ!!世田谷キャンパス17号館2階想定される主な就職先・進学先化学、食品、医薬品、化粧品、建材、接着剤、粘着剤、自動車部材等の製造業、官公庁、教育機関●マイクロ波を利用した省エネルギー化学合成●マイクロ波照射を利用した重合反応および解重合反応●ケミカルリサイクルを指向した機能性高分子の合成●有機-無機ポリマーハイブリッドをはじめとする環境ナノ材料の創製●元素ブロック高分子の合成●新規ケイ素化合物の合成●エステル交換反応を利用したバイオ燃料の合成●茶廃棄物を利用した機能性材料の創製(有機合成化学) http://www.synchem.ese.tcu.ac.jp/index.htm63エネルギー化学科

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