研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔文化としての建築に関して研究します。建築は社会との密接な関係の中で成立します。変化の激しい現代社会やくらし、都市にとって、今までにはない新しい建築が必要とされています。それがどのようなものか様々な角度から研究したり、提案したりしながら探っていきたいと考えています。地球的な規模で現代の都市は、過去に例のない規模となり、様々な現象を生み出し、今後さらに拡大しています。一方で人口減少、高齢化など都市の縮小化もあります。こうした様々な問題に対して、実際にある都市、街を対象にしてその現象を分析し、それに対しての提案をしていきます。また、現実の社会で行われるコンペ(建築設計競技)などに参加することによって、様々な問題を意識しながら、社会の中で今までになかった新しい建築を提案する活動を行います。社会にでて必要なのは自分自身の視点です。本当によい空間を五感で感じ、考えることで自信を持って、現在の状況から新しく変えていくための気持ちを持つことが大切だと考えています。そのためには、各自の考え方をお互いに表明して討論していくことを大事にしています。3年では、東京ならでは空間を自分なりに探し出して、それをビジュアルと簡単なことばで表現し、さらにその空間を実測するプロジェクトを行いました。またコンペへの参加では、討論しながら自らのアイデアを簡潔に一言で語る習慣をつけると同時に、チームで新しいものを生み出していくダイナミズムの中で、自らのアイデアを捨てる勇気をもつことや、集中力や瞬発力が求められます。素直な自分のあり方が見つけられればよいと考えています。研究内容社会との接点研究室の横顔建築設計コース堀場研究室現代にふさわしい新しい建築空間の研究現代都市の景観、現象、魅力に関する研究、建築設計の実践自分らしい考え方を確立する世田谷キャンパス4号館3階主な就職先・進学先(2013年3月・院生含む)JR東日本、大和ハウス工業、ブランテック設計事務所、大林組、積水ハウス、他大学大学院、本学大学院【卒業設計】●素朴に息づく農園・農産物直売所の提案●ドヤ街の隙間空間を用いたパブリックスペースの提案●旧宿場町における立体的宿場の提案●ノマドワーカーのワークスタイルに合わせたオフィス空間の提案●那珂湊の魚市場の再生の提案●野毛山動物園の再編の提案●玉川上水の水辺空間を活かした医療施設の提案【修士設計】●建築と土木が織りなす景観に関する研究●小田原城址公園化の変遷と整備計画の提案●水辺空間を活かしたコミュニティの拠点づくりの研究と提案●浅草六区における新しい興行のありかたの提案●月島地区における路地空間を用いた集合住宅の研究と提案教 授堀場 弘学 部 生男子9名・女子4名院 生男子8名・女子4名建築学科72

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