研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔土地には長い歴史があります。かつては洪水で氾濫したところだったり、地震で液状化した場所だったり、いろいろな経緯を経ています。しかしながら、都市化が進むにつれて、このような土地でも表向きには住みやすく見えたり、便利だったりするのですが、ひとたび地震や洪水などの自然災害が起こったら、その土地は本性を現します。このような災害を軽減することを目的に、①古地図やGISのような最新技術を用いる土地の防災診断や耐震診断の技術開発や、②環境負荷を低減して森との共存を図るために、日本古来から伝わる伝統的基礎工法を解明することなどを主な研究テーマとしています。我が国の都市は、大変便利ではあるものの、地震や豪雨による自然災害に対しては未だに非常に脆弱です。しかしながら、公共投資の削減の中では自然災害への対策は遅々として進んでいない状況です。市民が自分の住んでいる土地の実態を理解し、改善していけるよう、人に優しい技術開発に取り組んでいます。本研究室では、実験と数値解析で地盤工学に関わる多様な研究テーマにチャレンジしています。また、学生は主体的にこれらの研究テーマに取り組んで、大きな成果を挙げています。卒業研究以外にも、夏季合宿や他大学とのソフトボール大会、バレーボール大会などがあり、互いの交流を深めています。なお、本研究室は地盤系として地盤環境・末政研究室と合同で運営しています。研究内容社会との接点研究室の横顔都市環境コース地盤環境・片田研究室地盤に関する諸問題を幅広く扱う地震による災害の軽減や自然に優しい新技術の開発が目標実験と解析を組み合わせて研究します世田谷キャンパス10号館2階主な就職先・進学先(2013年3月・院生含む)東京都市大学大学院、大成建設、飛島建設、東亜建設工業、東急建設、フジタ、トーニチコンサルタント、日鐵住金建材、日鐵住金パイプライン&エンジニアリング、テクノス、双葉鉄道工業、交通建設、東京都、横浜市、栃木県警、三浦市消防本部●地盤〜基礎〜構造物系の地震時挙動の要因分析●不動産評価における地盤災害リスクの導入●大規模宅地造成地の地盤リスク状況●伝統的基礎工法の支持力メカニズムほか教 授片田 敏行学 部 生男子8名院 生男子1名都市工学科90

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