研究室ガイド2014
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔現代都市は、都市機能が高度化・集積化される一方で、自然災害に対して極めて脆弱である。特に、近年の大地震[兵庫県南部地震(1995)、東日本大震災(2011)など]での深刻な地震被害が報じられ、緊急課題かつ身近な課題となっている。災害軽減・吉川研究室では、鉄道/道路施設などの構造物を対象とした耐震性評価と地震リスクを主テーマとしている。3つの研究テーマ:1.耐震設計、2.地震リスク、3.アートコンクリートは、いずれも現代社会のニーズに応えるものである。1.耐震設計では、道路/鉄道構造物を対象として実構造物を取り扱い、2.地震リスクは損害保険会社・リスク会社と共同研究を継続している。また、3.アートコンクリートは、都市工学に芸術性を導入する一提案であり、街で見つけるアートコンクリート(パブリックアート)も対象となる。いずれの研究テーマも外部企業のエンジニア/研究者との共同研究であり、卒論/修論生は、経験技術者の指導・アドバイスにより、さらに具体的実践的な研究作業に取組むことができる。3年後期からゼミナールを開始し、個別課題を担当することにより、卒論テーマを決定する。4年次には、進学/就活の準備と並行して、卒業研究を推進する。これらの研究室活動を通じて、基本理論の理解、パソコンによる数値解析、論文のまとめ方、pptによるプレゼン手法の会得、など実施メニューも盛り沢山となる。研究内容社会との接点研究室の横顔都市防災コース災害軽減・吉川研究室耐震設計、地震リスク、コンクリート:アート&デザイニング外部企業との共同研究・連携研究エンジニアのアドバイスによる実践的研究[3年後期]ゼミナール、[4年次]卒業研究、パソコンによる数値解析、pptによるプレゼン手法+研究以外の研究室活動世田谷キャンパス10号館中2階主な就職先・進学先(2013年3月・院生含む)荏原実業、東急建設、戸田建設、JR東日本、JR東日本コンサルタンツ●RCラーメン橋脚の耐震性能と地震リスク評価●直列/並列系モデルの損傷評価と地震リスク解析●鉄道施設を対象とした地震損失評価と復旧曲線●欠陥コンクリートの再現と耐力試験教 授吉川 弘道学 部 生男子7名院 生男子2名都市工学科92

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