研究室ガイド2015
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研究室をさらに詳しく主な卒業研究テーマ研究内容社会との接点研究室の横顔機械工学科生産技術の高度化に伴い、機械材料として用いられる金属、非金属材料は多種多様化しており、それらに対する超精密かつ高能率加工が要求されています。また、単一材料のみでは、要求される性質を満たすことが困難である場合も多くなっています。したがって、これまでの精密加工技術と、材料表面の改質技術や各種機能性の付与技術を複合させるような、新しい加工技術の開発が強く望まれています。本研究室においては、機械的除去加工を始めとし、金属材料の電気化学的加工、各種表面処理、腐食・防食、精密砥粒加工技術、歯科理工学、噴射加工法に関連した研究を行っています。また近年、環境問題が叫ばれる中、環境にやさしいめっき技術や加工技術の開発、廃棄物の無害化・リサイクリングの研究にも重点をおいています。表面加工技術は、金属材料の防錆性能や耐摩耗性を向上させ、その結果として、各種機械装置の耐久性向上に大きく寄与しています。また、資源の有効利用や材料の高品質化にも貢献しています。近年では、環境問題に着目して、廃棄物や有害物質のリサイクリング・無害化など、環境保全に寄与する研究も、本研究室の得意とするところです。機械工作研究室と表面工学研究室が、平成18年4月より合併し、表面加工研究室となりました。これまで、切削加工や研削加工などの除去加工を中心に研究を行ってきた機械工作研究室と、めっきなど表面に物質を付加する研究や環境問題を主テ−マにしてきた表面工学研究室が手を携えることにより、より斬新で社会のニ−ズにマッチした研究に取り組みたいと考えています。研究室理念は「和を以て尊しと為す」です。これをもって研究室運営を行い、学生の教育・研究・産官学交流事業に努力して参ります。現在、企業、大学との交流や共同研究も盛んで、企業のエンジニアおよび他大学の教員と議論をする機会も多く、学生にとっても大変良い勉強になっています。●材料表面の改質と疲労強度について●6価クロムを用いないクロムの電析法とその特性について●アルミニウムの硬質陽極酸化皮膜生成法について●環境保全のためのめっきスラッジの減容化と再資源化について●廃アスベストの溶融分解処理について●廃棄物中の金属元素の回収について●微粒子を利用したマイクロ・ナノレベル表面創製プロセスの開発●精密ろ過膜による研削加工液のろ過●歯冠修復材料の研磨加工および歯科技工用砥石の開発●ヒトエナメル質および歯冠修復材料の摩耗特性●歯科用電着ダイヤモンドスケーラの開発●歯科用インプラント表面の清掃法の開発●噴射加工を用いた摩擦・摩耗特性の改善研究内容社会との接点研究室の横顔精密加工、金属材料の電解加工、表面処理、腐食・防食、環境保全等について研究環境保全や表面技術で社会に貢献大学や企業との共同研究も盛ん教 授眞保 良吉准 教 授佐藤 秀明 ・ 亀山 雄高学 部 生男子22名院 生男子7名主な就職先・進学先[2014年3月・院生含む]ミネベア、日本信号、東日本旅客鉄道、コベルコクレーン、タチエス、DNP情報システム、マネージメントサービス、能美防災、横浜市役所、岩手製作所、アラキ総産、東急テクノシステム、新菱冷熱工業、クリスタル光学世田谷キャンパス10号館5階表面加工研究室29

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