東京都市大学 研究者一覧
242/282

240 TCU Research Directory教 授 宿谷 昌則建築学 建築環境・設備所 属環境学部環境創生学科所 属研究室都市環境分野 宿谷研究室(建築環境システム)H Pwww.yc.tcu.ac.jp/~shukuya分 科細 目研究内容と目指すもの建築環境学が専門。自然のポテンシャルを活かす照明・暖房・冷房・換気―建築環境システム―の働きを、熱力学の観点から理解し、自然の法則に照らして不自然でない人に優しく持続可能なシステムとは何かを明らかにすることを目指している。また、人の振る舞い(感覚・知覚から意識・行動に至る一連のプロセス―「感覚-行動」プロセス―)と建築環境システムの関係について人間生物学の視点からの研究も行なっており、自然のポテンシャルを活かせる人の自然な住まい方とは何かを明らかにすることを目指している。以上に関連して、住環境教育の方法についても研究しており、学内に加えて学外の様々な場で住環境教育を実践している。1人体エクセルギー収支と低エクセルギー利用建築環境システムの研究最近の研究テーマ2業績・プロジェクト・産学連携等3M.Shukuya(2009), Exergy concept and its application in the built environment, Building and Environment, 1545-1550 など 100編以上論 文M.Shukuya, Exergy-theory and applications in the built environment, Springer-Verlag, London (2013)著 書日本建築学会論文賞(2001)、日本建築学会教育賞(教育業績)(2012)など受 賞(株)日建設計・旭化成ホームズ(株)の受託研究など産学連携「消費」とは何かを明確に表現できるエクセルギー概念を駆使して熱ストレスのかかりにくい環境を見出すための理論的・実験的研究を進めてきた結果、放射温度のコントロールが鍵となることを明らかにしてきた(右図は一例)。これによって、建築における断熱性・遮熱性向上がなぜ重要なのかが明らかとなり、低エクセルギー利用による暖房・冷房・換気システムの研究が新たに展開しつつある。工 学建築環境システムエクセルギー人間生物学科研費:基盤(B)「人・自然共生建築」系のエクセルギー消費最適化に関する研究など外部資金研究者情報

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です