よくある質問
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よくある質問
学生のためのQ&A
- 学生相談室って、どんなところですか。個人カウンセリングってどんなことをするんですか?
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本学生相談室は東京都市大学に在籍する学生人一人のために設置されています。元気な人もそうでない人も利用可能です。学生の皆さんが気持ちよく大学生活を送ることができるように応援します。ですから、何でもご相談ください。学生相談室は基本的に対話による援助が中心です。簡単な心理検査で心身の状態をチェックしたり、自己理解を深めたりするようなこともありますが、カウンセラーとのお話が中心です。カウンセラーと個別にお話しすることを「個人カウンセリング」と呼んでいます。現在、困っていることや気になることを話したり、あるいはこれまでの自分を振り返ったりしながら、言葉を用いてお話します。とは言え、喋るのが苦手な方もどうぞいらしてください。あなたのペースでお話しさせてもらいます。言葉にするって、結構大変な作業ですよね。人は言葉を用いていろいろ表現します。心の中にあるごちゃごちゃしたものを言葉にするだけで、自分の思いや気持ちが明確になったり、心の中が整理されたり、わだかまりがほぐれたり、気持ちが軽くなったりするものです。日記をつけることも、これと似ています。しかし、一人で考えるよりも、誰かと話しながら、心にあることを言語化しながら考える方が整理しやすくなります。堂々巡りのループから抜け出しやすくなります。このような作業は、安心できる環境で、自分のペースでやれるといいですよね。それを提供するのが学生相談室です。
それから、学生相談室では大学生活についての情報提供や、社会人目線でのアドバイス、相談内容に応じた学内の適切な窓口や部署、支援サービスの紹介、外部の支援機関や医療機関などへの紹介も行っています。
- 誰が利用できますか?
- 東京都市大学在籍の学生なら、誰でも利用可能です。ご家族であれば、学生についてのご相談ができます。
- 友達と行ってもいいですか?
- もちろん、お友達と一緒に来てもらってもOKです。
- みんな使っているんですか?
- 2019年度は全学生数に対して約4パーセントの利用がありました。学生相談室の利用率は大学の規模や学生相談体制によってまちまちですが、全国の大学だけでみると全在籍学生に対して平均約5パーセントの学生が利用しています。大学によっては10パーセント以上というところもあります。
- どんな相談が多いんですか?
- 学生相談室ではいろんな相談を受け付けていますが、一番多いのは、学業に関することです。学業に関することと言っても、その内容は広範囲に渡り、例えば、なかなか単位が取れなくて、どうしたらいいんだろうとか、勉強に対するやる気が起きないとか、朝起きられなくて授業を休んでしまっているとか、退学を考えているとか、です。学生相談室で勉強を教えることはありませんが、ご本人の了解のもと、クラス担任や指導教員、学科教員と情報を共有し必要な手当てをします。何らかの理由で授業に行かなくなったり、単位が取れなかったり、研究を進められなくなるのは、大学生にとっては一大事ですよね。でも、学業に関する相談をきっかけとして、これからのことを考え始めたりすることも珍しくありません。学生時代は将来について模索する時期でもあるので、そのようなことも一緒に考えられたらいいですね。
- 悩みってほどじゃないけど、そんなことでもいいんですか?
- もちろんです。気になることがあるのだが、大したことではないし、こんなことで誰かに相談するのは、その人の迷惑になるかもしれないし、などと考えてしまうことがありますね。学生相談室では、どんなに小さなことでも、誠心誠意、心を込めてお話を聞かせてもらっています。
- 学生相談室で話したことって、他の人に知られたりするんですか?先生とか親とかに知られたらイヤなんですけど。
- ここでお話しされたことは外部にもれることはありません。ただし、自傷他害と言って、自死のような命にかかわる自傷行為の可能性や、ほかの人に危害を加えるような行為を計画しているのが分かれば、危険を回避するために秘密にはできませんのでご了解ください。相談内容が自動的に教員や保護者に伝わることはありませんが、知らせておいた方が良いような内容が話題になったときには、一緒に検討したいと思います。
- 相談を担当する人は、どんな人ですか?何か資格を持っているのですか?
- お話を伺うのは、心理学を専門とするカウンセラーです。臨床心理士、公認心理師として認められています。
- 相談したいときは、学生相談室に行けばいいんですか?
- 原則として予約の方を優先していますので、事前予約をお勧めしています。直接、学生相談室に来て頂いても結構ですが、充分なお時間を確保できない場合がありますので、予約方法をご確認ください。急を要する場合は、その旨を申込時にお伝えください。善処いたします。
- 無料ですか?
- はい、無料です。
- 1時間とか2時間とか話をするんですか?
- 1回の相談時間は40分です。そのようなおつもりでいらしてください。
ご家族のためのQ&A
- 家族のものですが、子どもが大学でうまく行っていないようです。もう大学生なんだからと思って、あまり手を出さないようにしていますが、ちょっと心配です。親だけでも相談にのってもらえますか?子どもには内緒で。
- ご心配ですね。学生相談室では、そのようなご相談もお受けしています。もう大学生なんだしというお気持ち、お察しします。もし学生自身が何かトラブルを抱えているのであれば、いずれ親子できちんとお話をすることになります。その前に、どのように話したら良いのか考えるために学生相談室をご利用いただくのは可能です。ご子息ご息女にずっと内緒というわけにはいきませんので、そのことについてもご一緒に検討致しましょう。
- 成績表が送られてきました。見方が良く分からないんですが、どうもあまり単位が取れていないようなのです。こういった相談で、学生相談室を利用してもよろしいでしょうか?
- どのようなご相談でも受け付けていますが、成績表の見方についてはクラス担任や教学課にお問い合わせ頂いた方が良いと思います。単位の取得状況が芳しくないようであれば、クラス担任にお問い合わせください。今後の支援で、学生相談室でできることがあれば、お力になりたいと思います。
教職員のためのQ&A
- 教員ですが、大学に来なくなった学生がいます。電話やメールにも返事がありません。どう対応したらよいのか、いい知恵があればと思います。
- 学生と連絡が取れない状況では、ご心配だと思います。メールについてですが、学生によっては学番メールをあまり見なかったり、あるいはスマホが壊れていてメールがチェックできなかったりすることもあるようです。また、登録以外の電話番号からの着信に応答しない学生もいますので、事前に連絡方法について学生と確認しておくことをお勧めします。学生と連絡が取れないことを学科内で共有し、ご家族に現在の状況を伝え、ご協力を求めてはいかがでしょうか。学生の対応について、学生相談室でお話を伺い、ご一緒に検討することも可能です。
- 授業でグループワークを取り入れています。ただ、どうしてもその輪に入れない学生が出てしまいます。学生の性格もあると思いますので、無理強いはさせたくありませんし、学生同士の関係を思うと同じグループの学生に面倒を見るように話をするのも気が進みません。
- とてもお困りだとお察しします。また遠目から見てそうだとしたら、学生本人も困っていることだろうと想像します。そのまま放っておくと学生が大学不適応になる心配もありますので、学科内で情報を共有し、その他の授業の様子についても他の教員と検討してはいかがでしょうか。他の教員は何か情報をお持ちかもしれません。他の教員も同じような心配をしていれば、学生本人との面談をなさってはいかがでしょうか。グループワークの持ち方について配慮を要するような学生かもしれません。もし、そのようなことが分かれば、学科内で配慮を検討する必要が出てくるでしょう。学生支援センターや教学課、学生相談室、ご家族との連携を念頭に置いた支援体制を整える必要があるかもしれません。そのような学生についてのご相談も学生相談室では受け付けています。