研究室ガイド2011
112/232

モバイルデバイス研究室教 授岡野 好伸講 師佐藤 正知学 部 生男子8名 女子2名院 生男子7名【主な卒業研究テーマ】●自動車搭載型地上デジタルTV用アンテナの開発●RF-ID用小形アンテナの開発●無線タグを用いた工場内在庫管理システムの開発●生体への電磁波エネルギー吸収量の精密測定●携帯電話開発のためのダミー人体モデル開発●透明薄型電波吸収壁の開発●室内電磁波環境の理論解析●電磁波防護素材の研究●透過性フィルムを用いたアンテナ開発●スマートアンテナの研究主な就職先(2010年3月・院生含む)三菱電機、オムロン、村田製作所、パイオニア、JR東日本、モバイルテクノ、日立国際電気、松下電器産業、日本無線、凸版印刷、東京エレクトロン、シチズン電子、SEGA、富士通、NECネットワークデバイスコース人に優しいモバイル通信に必要不可欠な電波をコントロールする技術の研究移動体通信用アンテナシステムの開発と生体電磁環境に関す研究地に足のついた発想を持て! STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく携帯電話機でいつでもどこでも話ができることや、遠く離れた地球の裏側の出来事をテレビで見ることができるのは、空間を伝わる電波をうまく利用しているからです。電波を目的にしたがって効率よく放射したり、またこれを受けとめるためには、電波の性質をよく理解していなくてはいけません。モバイル通信では電波は必要不可欠ですから、電波工学の基礎を確実に把握することが重要です。本研究室ではそうした観点に立ち、理論的な分野と実験的な分野の研究を行っています。電波を利用したモバイル通信のメリットとはなにか?それは点や線ではなく、面で通信環境を設定できることにあります。携帯電話機や地上デジタルTV、無線LANなどはその典型です。しかし、電波にはまだまだ分からないことも多くあります。その一つが近年話題になっている電磁波の生物への影響です。本研究室の大きなテーマは“人に優しいモバイル通信”。したがって、人が安心してモバイル通信ができるよう、電磁波が人体に与える影響に関する研究を実施しています。また、余計な電波を出さない小さくて便利なアンテナの開発や、医療機器の誤動作、無線LANの通信障害低減に貢献できる研究も行っています。研究室での成果が商品に結びついた例もあり、また特許出願を行った研究内容も多く、企業との研究連携を通じて責任感を養うと同時に、社会のニーズを敏感に感じ取り、新しい研究のシーズ(種)を育てる感覚を育成しています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔情報ネットワーク工学科110

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です