研究室ガイド2011
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教 授岩松 雅夫物理情報研究室【主な卒業研究テーマ】●物理工学の問題を解くための新しいアルゴリズムや情報処理技術の開発●モデル化による材料物性の予測主な就職先(2010年3月・院生含む)当該年度卒業生なし物理科学コース科学・工学の枠にとらわれない一般工学をめざした研究と教育時代に即した研究・教育を模索研究成果や提案をつねに内外に発信最新の情報処理技術をとり入れた研究 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく本研究室の研究内容は大きく物理学と情報科学を2本の柱としており、計算の方法を研究する計算科学とも言うことができます。具体的には、物理学に留まらず広く工学的な問題にまで適用できるような新しいアルゴリズムの探求、数学的なモデル化による物理学、工学問題に現れるさまざまな現象の解析を試みています。また基礎教育を担当するリテラシー学群物理科学コースの一員として、教育工学的な手法を導入した教育システム、カリキュラムの検討等を通して、物理教育あるいは技術教育の今後のあるべき姿を探求しています。現代社会に現れる複雑なシステムの最適な状態を見つける手法「最適化アルゴリズム」を中心課題とし、物理学や物理工学に現れる最適化問題を例として国内・外の大学の研究者とゆるい共同研究体制で研究を進めるとともに、国内・外の学会、学術雑誌にその成果を発表しています。また、新しい物質・材料の開発で最も基礎的な問題である「核生成」をはじめとするナノ・サイエンス領域での様々な問題のモデル化を試み、クラスターと呼ばれるナノ構造物質の研究を中心に台湾の大学と協力して研究しています。本研究室には4CPUからなる並列計算機、Windows、Linuxなど数種類のコンピュータが配備され、新しいアルゴリズムの探求、新しい情報処理技術の実験、あるいはシミュレーション技術の開発などにより、物理学を例として、問題を抽象化する技術やコンピュータによる情報処理技術をともに習得できる環境が揃っています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔リテラシー学群 研究室131

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