研究室ガイド2011
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吉﨑研究室(緑地環境システム)教 授吉﨑 真司学 部 生26名院 生4名【主な卒業研究テーマ】●森林の持つ緑のダム機能と効果に関する研究●中国内陸乾燥地に生育する灌木(白刺:Nitraria tangutorum)の生育特性と流砂固定効果について●多摩川河川敷に生育するオニグルミの他感作用物質が周囲の植生に及ぼす影響●湘南海岸平塚地区に養浜された海浜における海浜植生の定着過程●沿岸域に生育する広葉樹5種の塩分付着による耐潮性比較●里山における竹材の有効活用法としてのきのこ栽培の可能性●ヒートアイランドポテンシャルを用いた屋上緑化の温熱環境緩和効果の評価について●緑地再生シミュレーションのビジュアル化のためのプログラムの構築●神奈川県煤が谷水源林におけるシカ食害の実態把握●都市内残存緑地としての社寺林の生物多様性保全のための自然性評価●国連ミレニアム生態系評価ー第22章乾燥地システムー主な就職先(2010年3月・院生含む)サンインテルネット、新晃工業、ナイスコミュニティー、東京多摩青果、マインドウインド、ガモウエコシステムコース「みどり」をキーワードにフィールドワーク中心の実践型研究を行う開発により消失する貴重植物や緑地の保全と修復海岸や沙漠化地域における緑地の修復などを通して社会に貢献研究への自主的な取り組みを重視!!横浜キャンパス3号館 3F STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しくhttp://www.yc.tcu.ac.jp/~yoshiken/「みどり」をキーワードに「地域と地球環境」を考える。これが当研究室の基本方針です。地形・地質・土壌・植生など自然環境の調査・解析を行い、みどりの機能を明らかにするとともに、都市や海岸、沙漠や沙漠化土地などみどりの希薄な地域における緑の修復と保全、創出に関する研究を行います。いずれもフィールドワークや実験を中心により実践的な研究を行います。平成5年に「環境基本法」が制定された後、平成9年には「環境影響評価法」が成立し、同じ年に河川法が改正されました。また、平成11年には海岸法改正、平成14年には自然再生推進法、新生物多様性国家戦略の決定など、、我が国の環境行政は大きく変化しつつあります。守るべき自然をどう守り、修復・再生するべき自然をどのように創っていくのか、思想や技術の再構築が求められています。当研究室では、地域・都市環境問題への貢献として、屋上緑化やヒートアイランド抑制のためのみどりの効果に関する研究、海岸保全や海岸林に関する研究を行っています。また、地球環境への貢献として、沙漠や沙漠化土地におけるみどりの創造や回復に関する研究を行っており、いずれも社会的意義は大きいと考えます。みどりに興味を持つことはもちろん、自主的に考え、行動できる学生を望みます。自分が最も興味を持って取り組める課題を見つけ、自分の手で調査・解析を行い、論文として完成させることはすばらしいこと。そして大切なのは、その過程が自主的であることです。なお、本研究室では本物の自然を見に行くゼミ旅行やキャンパス内保全林の整備活動、沙漠緑化の体験、里地・里山再生事業へ参加して森づくりを体験するチャンスがあります。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔環境情報学科153

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