研究室ガイド2011
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佐藤[真]研究室(環境教育と国際協力)准 教 授佐藤 真久学 部 生24名【主な卒業研究テーマ】●環境認識に関する比較研究●環境教育活動の計量書誌学的分析●環境教育教材の開発・評価●内発的発展論に関する考察●環境教育活動の参与観察●システム思考に基づくモデル教材●青年海外協力隊活動事例分析●機能識字教材分析●開発コミュニケーション研究 など主な就職先(2010年3月・院生含む)キヤノンマーケティングジャパン、プレス工業、日本出版販売、リコー、パナホーム、JAL、東急コミュニティ、日立製作所、NTT東日本、大学院進学(国内外)、青年海外協力隊 などエコシステムコース「教育」「倫理」「参加」をキーワードに、社会問題、環境問題、開発問題を考える「教育」「倫理」「参加」という視点から環境や開発の諸問題を見つめなおすともに、地球市民としての行動を促す批判的思考能力の向上、コミュニケーション能力の醸成、国際感覚の向上、文化的多様性の尊重横浜キャンパス3号館 4F STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しくご存知のとおり、アジア太平洋地域は、世界でも類を見ない非常に多様性の富んだ地域です。UNESCOの文書には、「アジア太平洋地域には、世界で最も高い標高に位置するラサから、最も深いバイカル湖まで、最も高い山から、最も深い海まで・・、最も乾燥した砂漠から最も湿潤な森林まで・・、アジア太平洋地域は突出した地理・文化を包含する」、と述べられています。このような多様性を有するアジア太平洋地域において、持続可能な社会を構築していくには、互いの違いを尊重しあう「尊重の価値観」が不可欠であり、その価値観を有した人づくりが急務であるとされています。当該地域の構成国である日本には、従来の技術支援のみならず、「人づくり」の側面においても大きな期待がよせられています。2005年から「持続可能な開発のための教育の国連10年(UNDESD, 2005-2014)」が、ユネスコの主導のもとで始まりました。本研究室では、アジア太平洋地域におけるこの国連10年の活動に密接にかかわりつつ、多様性の高いアジア太平洋地域における持続可能な社会の構築にむけて、環境倫理・価値観を掘り下げ、教育のあり方、社会参加と国際教育協力について研究をします。「教育」、「倫理」、「参加」は、持続可能な社会の構築にむけた市民能力の向上に不可欠なテーマです。アジア太平洋地域の環境・開発問題と人間の営みを照らし合わせながら、そこに内在する価値観・倫理観、教育と社会参加についての考察を深めます。新設の研究室ですので、学生ひとりひとりの積極的かつ自律的な姿勢が、研究室のカラーを決めるといっても過言ではありません。研究テーマが幅広い分、可能性は無限大です。異なる文化や思考、価値観を尊重する風土を大切にし、持続可能な社会構築にむけた「知の獲得」のあり方について、探求をしていきましょう。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔環境情報学科156

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