研究室ガイド2011
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川村研究室(環境心理学)【主な卒業研究テーマ】●環境技術と市場●持続可能なライフスタイル●環境科学と市民参加などが研究テーマとして考えらます。その他、心理学関連のテーマで学生が研究したいものがあれば相談の上、受け付けます。たとえば●生物と環境の相互進化と人間知性●テクノロジーと人間心理●情報化の心理的影響 など主な就職先(2010年3月・院生含む)日立ソフトウェアエンジニアリング、NBC、ネットマークス などメディア・コミュニケーションコース持続可能な社会づくりという大テーマを、主に人間心理の面から追究個人の生活や心理面での問題について考察することで、持続可能な社会の実現に寄与したい環境問題は明日を担う君たちの人生の問題それに取り組む横浜キャンパス3号館 4F STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく持続可能な社会づくりという大テーマを、主に人間心理の面から追究しています。具体的には①環境教育、②環境意識、③持続可能なライフスタイル、④地球環境と人間知性、⑤テクノロジーと人間心理、⑥情報化の心理的影響などが研究対象になります。今日の地球環境の破壊的状況を考えれば、先進国の人々は早急に物質的豊かさから脱却し、別の生活スタイルを確立しなければならず、また第三世界の人々は、その目指すゴールを物質的に豊かな社会から持続可能な社会へと、方向転換しなければなりません。しかし、こうした私たちに求められる変革は、社会の機構どころか個人の生活スタイルや「所有意識」や「清潔感」など心理レベルの変革にまで及ぶ、大変やっかいなものです。持続可能な社会の実現を目指して、完全リサイクルシステムや耐久製品はもとより、個人所有から共同所有へ、あるいはリース・レンタル形式への移行といったことが提案されていますが、消臭・除菌スプレーを常用し、流行を追い求める現代人にリサイクル品や耐久商品を定着させられるのか、電話もテレビもコンピュータも個人所有が当たり前の時代に、家族どころか他人との共同所有などという提案が通用するのか。それらの提案が絵空事にならないためには、生活スタイル変革、意識変革が必要になります。本研究室では、持続可能な生活の実現の妨げになる個人の生活や心理面での問題を考察し、持続可能な社会の実現に寄与していくつもりです。環境問題は明日を担う君たち自身の人生の問題。君たちが大学でどのようなことを学び、どのような研究をするかは、君たちがどのような生き方をするかの一部です。だから、2年間では終わらない大事業です。先生は情報や知恵を提供できても、答えは提供できない。あくまでも君たちが主役。君たちが真剣勝負で臨むことを先生が支える。これが研究室のモットーです。英語の文献、海外のホームページなどを調べてもらうこともあるので英語力は多少必要。毎回ゼミに出席し、討論にも積極的に参加することを期待します。社会との接点研究室の横顔研 究 内 容教 授川村 久美子学 部 生23名情報メディア学科181

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