研究室ガイド2011
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矢吹研究室(生涯発達心理学)准 教 授矢吹 理恵学 部 生19名【主な卒業研究テーマ】●重症心身障害児をもつ母親の心理●大学生におけるストレス対処についての一考察●身体に関係する購買とライフスタイル●大学生における男女の別れの原因とプロセス主な就職先(2010年3月・院生含む)(株)ベネッセ、(株)セコム、(株)エンジャパン などメディア・コミュニケーションコース国際結婚、多文化、家族、自己のアイデンティティを探る待ったなしで進む国際化を斬新な視点から考察する体験学習を採り入れるなど、より実践的に心理学を学ぶ横浜キャンパス3号館 4F STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく“多文化との共存、共生”。最近よく耳にする言葉ですが、具体的にそれがどんな内容で、どのような意義を持ち、どんなことが共存の障害となっているかお分かりでしょうか? 私たちはその現実例として、まさに『多文化』が『家族』として共存する『国際結婚』を研究テーマのひとつとしています。また、単に国際結婚のさまざまなスタイルや可能性、問題点などに注目するだけでなく、そこから「文化とは何か」「家族とは何か」「ジェンダーとは何か」、さらには「自己とは何か」という根元的な課題を、心理学的な手法に基づいて解き明かそうとしています。多文化理解とは、それぞれの国家や民族、あるいは宗教的なバックボーンなど、多様な考え、生き方を理解することから始まります。また、こうした多様性を理解するためには、社会や性差、家族、さらには自己という存在をどう捉えるかについて、しっかりと体系的に考え学ぶことが必要です。この研究室では、心理学的な手法に基づいて、こうした諸問題を深く考察しながら、21世紀の人類にとって大きな課題である自己理解・多文化理解を促進していきます。人間の心理を考察する学問は、ただ机の前に座って教科書を広げているだけでは十分身につけることができません。もちろん座学も大切ですが、基礎的な部分を学んだ後は、その学問的なメソッドに基づいて「現実を知る」ことが大切です。このため研究室では、異文化間コミュニケーションや自己を見つめ直し理解するための『体験的学習』や『フィールドワーク』も重視しています。本当の自分と向かい合い、そこから他者や、家族、異なる文化への理解を深めていきます。社会との接点研究室の横顔研 究 内 容情報メディア学科184

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