研究室ガイド2011
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(本研究室は、2012年に学生募集を行う予定です。)建築文化研究室等々力キャンパス2号館 4F【主な卒業研究テーマ】[卒業設計]●多重積層建築の提案 ●集合住宅の提案―新しいコミュニティをつくる集住のあり方[卒業研究]●国内・海外の住宅・集合住宅の研究●国内・海外の文化施設の研究●国内・海外のランドスケープデザインの研究●日本古典建築の空間研究●ヨーロッパ古典主義建築の空間研究●近代建築の空間研究(建築家の研究)新しいコト・新しい空間・新しいコミュニティ/多重積層建築に何が可能か行政・市民団体・企業などと連携した新しい生活空間の提案を通じて研究・デザイン・教育活動を実施します動植物系から人間系、環境と建築の関係を重視した多様な建築、経験を学生に伝えつつ人間力を育成する STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しくプロジェクト演習テーマ:新しいコト・新しい空間―公共複合建築の提案[プロジェクト演習概要]産業革命以来、新しいビルディングタイプが発生し、さまざまな単一機能の建築がつくられてきた。20世紀末になって複数の機能が複合したプログラム(ディスプログラミングも含めて)による建築があらわれ、新たな空間とコトを生みだした。プロジェクト演習では、それぞれ敷地を選定し、場所のコンテクストを読み込み、集合住宅・幼稚園・保育所・学校・図書館・老人福祉施設・ホール・オフィス・ショップ等から複数の建築タイプを選び組み合わせて新しいプログラムをつくり建築化する。身近なところでは、1、2号館をベースに、敷地および周辺環境のコンテクストを読み込み、リノベーションによる新しいコト・空間を提案することも考えられる。敷地のコンテクストや各自選択した建築タイプの調査分析はグループで行う。卒研テーマ:多重積層建築の研究[卒研概要]昨今の再開発プロジェクトをみると、基本的にはコルビジェが提唱した概念を踏襲した住宅やオフィスを高層化し、グランドレベルに緑のオープンスペースをつくるというものである。それらの建物のスケールは隣接している小さな住宅群のそれとはかけ離れていて、ある日、何の脈絡のなしに発生したかのようにもみえる。周辺の小さなスケールがそのまま連続して立ち上がり、風やみどりや水が、それらに呼応して浸透していけるような、街が少しずつ生成され大きくなるような複合建築、都市固有の地域社会圏、新しいライフスタイルにふさわしい多重積層建築を研究・提案する。(研究対象建築タイプ:集合住宅・オフィス・幼稚園・保育所・学校・図書館・美術館・老人福祉施設・ホール建築・商業建築・ランドスケープデザインほか)空間づくりの主体となる行政、地域団体、NPO、企業、市民などと連携し、研究活動を行うことが望ましい。そのため、新しい具体的な提案を行い、学生においても空間づくりの主体との関係を教員と共に構築しつつ研究活動を行うことが望ましい。都市でも田園でもそこにあるモノやコトや環境と建築の関係のあり方がとても重要であり、どんなに悪い条件であっても、これをチャンスと捉え、ポジティブに思考し、これまでにないすばらしい環境を創出することが大事です。〈空間づくりに必要な三つの人間力〉 ①丈夫なからだ・体力 ②へこたれない・強い意思 ③何事にも興味をもつ・柔軟な思考力研 究 内 容社会との接点研究室の横顔教 授淺石 優想定される主な就職先建築設計事務所・インテリアデザイン事務所・建築会社、住宅ディベロッパー・展示設計会社、広告代理店・出版社都市生活学科196

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