研究室ガイド2011
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(本研究室は、2012年に学生募集を行う予定です。)教 授井戸 ゆかり井戸研究室(発達心理学)生涯発達の視点から人間の心身の発達を研究保育者や教員へのコンサルテーション、子どもへの適切な援助、保護者支援自ら考える力、人とかかわる力、実践力の養成等々力キャンパス3号館 2F STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく【想定される主な卒業研究テーマ】●ADHDの子どもと保護者への援助-事例を通して-●子どもの発達障害を受け入れられない保護者の心理●育児不安のある母親への援助●きょうだい間の比較が与える心理的影響●保育所・幼稚園における動物飼育の教育的効果●幼児期における遊びの発達●子どもの自己肯定感を育むかかわり●子どものコミュニケーション能力を高める環境●青年期における親子関係の変化●保育者のキャリア発達●日米のしつけの違いと自発性の発達●日本人の意識-「気がね」の構造と発達-●「甘え」と「甘やかし」の相違●恋愛と配偶者選択想定される主な就職先幼稚園、保育所、認定こども園、児童養護施設、子育て支援施設、子ども関連企業、児童関連研究機関、児童行政関係の官公庁、国際児童関連機関、大学院進学 など人間の心身の発達について、生涯発達の視点から探究すると同時に、保育、教育、育児、障害、異文化、社会など幅広い領域から捉えていきたいと思います。気になる子どもへの援助方法や障害児の治療教育、保護者への相談援助、保育者に対する支援、保育者のキャリア発達、日本人の意識、青年期の課題などについて研究しています。なお、日本人の「気がね」の意識についての研究は日本で最初のものとなっています。教員は、保育現場などにおけるフィールドワークを通して、個々の子どもへのかかわり、集団の中での子どもの捉え方、保護者への相談援助方法などについて、保育者と共に考え、助言しています。また、次世代育成支援行動計画など様々な子育てに関する行政の仕事にも携わり、これまでの調査・研究結果を役立てています。学生の皆さんにもフィールドワークを通して、実際の子どもや保育者の姿を観察すると同時に、そこから多くのことを感じ取り、子どもへの適切な理解や援助に生かしてほしいと思います。さらに、学びを深め、保護者支援ができる力などを身につけ、社会のニーズに対応できる力を養成できればと思います。自由に意見交換ができる雰囲気を保ちながら、お互いの意見を尊重し、信頼できる人間関係を構築していきたいと思います。研究は主体的に進めていってください。教員は皆さんが研究を進める上での助言をすると同時に、皆さんが自分自身を見つめ直し、自分自身をよく知り、職業選択を含めた将来の見通しがもてるよう一緒に考えていきたいと思います。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔児童学科217

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