研究室ガイド2011
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内燃機関工学研究室【主な卒業研究テーマ】●ディーゼルエンジンの内部EGR率の計測・算出法開発●ディーゼルエンジンの定圧燃焼サイクルによる高熱効率・低NOx化研究●ディーゼルエンジンの内部EGRによるNOx低減とメカニズム解明研究●ディーゼルエンジンの高圧縮比燃焼による高熱効率・低NOx化研究●直噴二段ディーゼル燃焼による低公害化研究●自動車用コンプレッサーの性能向上の研究●駆動用歯車の接解圧力分布の研究●エンジン滑り軸受の局所潤滑状態解明研究●コンロッド小端部及びピストンピン軸受の潤滑の研究●ピストンスカート部の局所潤滑状態解明研究●ピストン及び主軸受の摩擦力低減に関する研究●エンジン用薄膜センサーの開発その他、内燃機関の抱える課題に直結した研究多数主な就職先(2010年3月・院生含む)トヨタ自動車、本田技研工業、日野自動車、富士重工業、スズキ、ヤマハ発動機、アイシンAW、関東自動車工業、コマツ、日本精工、ボッシュ、日立建機、キヤノン自動車工学コースエンジンの燃焼とトライボロジーの両面から研究する国内で有数の研究室ディーゼル・ガソリンエンジンの低燃費・低公害化を実現独自の測定法が国内外から注目を集める STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しくディーゼルエンジンおよびガソリンエンジンの高性能化と低公害化を目的として研究を進めています。トライボロジー(潤滑)の分野では、エンジンの主要部品であるピストンや軸受などの摩擦・摩耗現象や潤滑状態について、また燃焼の分野では、排出窒素酸化物やスモークなどの低減および熱効率向上のための燃焼システムと燃焼メカニズムについての基礎・応用研究を展開しています。エンジンの燃焼およびトライボロジーの研究に関しては、国内で有数の研究室のひとつという評価を受けています。また計測技術面では、世界でもトップクラスのノウハウを有しており、国内外のメーカーと連携した産学協同体制の研究を手掛けています。新エネルギーによるエコ・カーの登場が待たれていますが、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンの重要性は、これから先も決して変わるものではありません。むしろ、これらエンジンの性能向上と低公害化を図る新技術の開発こそ、社会的急務と言えます。本研究室では、エンジンの燃焼とトライボロジーの両面から、未来のディーゼル・ガソリンエンジンの開発を進め、低燃費・低公害化の実現を図っています。学部4年生のうち、半数以上が大学院に進学するため、常に30名以上の学生が在籍し、研究に従事。独自開発した研究用計測装置やセンサーは国内外から高い評価を受けており、これを用い、実際のエンジンにおける諸現象の測定結果をもとに、解析・改善に関する研究を行っています。研究室内には、高度な分析・測定機器や工作機械があり、学生は実験装置の設計・製作および実験結果の解析に至るまで、研究に必要なすべてのプロセスを経験・修得できます。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔准 教 授三原 雄司学 部 生男子22名院 生男子23名機械工学科22

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