研究室ガイド2011
26/232

材料力学研究室【主な卒業研究テーマ】●ハニカムサンドイッチ板の疲労強度に関する研究●ハニカムサンドイッチ板の衝撃特性に関する研究●光ファイバーの強度向上に関する研究●ランダム波形下の疲労寿命予測に関する研究●航空機・機体要素の構造に関する研究主な就職先(2010年3月・院生含む)小糸製作所、大成建設、スズキ株式会社、東電設計株式会社 など機械解析工学コース構造材料の力学的特性の解明地球環境にやさしい構造材料の開発どの分野のエンジニアになっても必ず役立つ研究ができる STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく先端材料や先進構造材料の力学的特性を、実験とコンピュータ・シミュレーションの両面から解明しています。①航空機の機体や自動車の車体に用いられているハニカム・サンドイッチ板(アルミ箔や紙などを蜂の巣状に 貼り合わせ両面に板を接着した板)など構造材料に関する力学的特性の研究を行っています。②微細な光ファイバー(直径0.125mmの石英ガラス繊維)の強度に関する研究をしています。③航空機・機体の疲労寿命向上のため、機体要素の研究をしています。④非破壊診断や最適化設計といった逆問題と呼ばれる分野を中心として、コンピュータを用いた解析技術とその応用に関する研究をしています。材料力学とは、構造物や機械が外部からの力を受けたとき、どのような変形を起こすのかということを専門的に研究する学問です。最近、地球環境の問題が強くいわれていますが、自動車などの移動体についていえば、いかに軽くて強い材料あるいは部品が提供できるかが問題解決のキーポイントになります。そのため本研究室では、軽くて強いハニカムサンドイッチ板について研究し、より有意義な構造材料の利用方法を提案しています。また、航空機・機体構造の信頼性を向上させるための研究を行っています。構造材料のさらなる機能の向上や資源節約につなげるため、現代の機械設計やメンテナンスには不可欠なコンピュータによる解析技術とその応用に関する研究も行っています。材料力学は、機械設計などに関わる場合には、欠くことのできない学問であり、将来どのようなエンジニアの分野に進むにせよ、避けることのできない学問です。本研究室で材料力学を専門的に深く学び、自分だけの研究に着手することは、エンジニアとして生きていく上で、非常に意義ある第一歩といえるでしょう。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔教 授大塚 年久准教授助 教小林 志好岸本 喜直学 部 生男子21名 女子1名院 生男子3名機械工学科24

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です