研究室ガイド2011
34/232

教 授鈴木 勝正准 教 授野中 謙一郎学 部 生男子14名院 生男子8名高機能機械制御研究室【主な卒業研究テーマ】【電気・油圧制御システムに関する研究】●パワーショベルの振動抑制制御●油圧駆動パラレルリンク機構の制御●油撃利用の瞬間増圧制御システム●ディジタルシグナルプロセッサの油圧制御への応用●油圧源のアイドリングストップ運転【車両型ロボット・アクチュエータに関する研究】 ●車輪型高速移動多脚ロボットの制御●4輪別駆動車両のスライディングモード制御●車両位置の画像計測とドリフト制御実験●移動ロボットの障害物回避制御●電磁駆動梁型グリッパの可動範囲の拡張制御主な就職先(2010年3月・院生含む)日立、トヨタテクニカルディベロップメント、キヤノン、富士急行、三国機械、山手冷蔵、日野自動車、川崎市教員計測制御工学コース電気油圧制御システムおよび車両型ロボット・アクチユ工一夕の研究たとえばロボットに命を吹き込む何でも勉強してみようという積極性を!! STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく何百キロも、ある重い物体を0.1〜0.01秒程度という短時間で動かし、しかも0.01ミリ以下の精度で正確に位置決めをする技術は、大出力機械の自動制御に必須です。この技術の基礎となる、油圧を用いた高精度・高速応答メカトロニクスシステムの研究を行っています。この技術は模擬地震動をつくり出したり、逆に橋や列車の振動を抑える技術にも使われます。また新しい制御手法の構築とそのメカトロニクスヘの応用、特に脚車輪型ロボットなど高速移動車両の制御と画像計測、マイクロシステムの安定性解析と制御系設計の研究を行っています。制御工学は、機械・電気・情報・材料・システム技術を駆使する最も機械システム工学らしい研究分野です。研究成果は重量物を扱う建設作業ロボットの遠隔操縦、高層ビルや橋および新幹線車両の振動抑制装置、自動車走行時の振動・姿勢模擬試験装置などに応用されています。長崎ハウステンポスの「大航海体験装置」の巨大揺動制御機構は、電気・油圧サーボ技術の代表例です。現在のロボットは比較的軽い物しか扱えませんが、将来は重くて大きな物も扱えるようになります。車両型ロボットは将来の交通システムのあり方を追求しています。制御工学はロボットのためとか、エンジンのためといった対象を限定する技術ではなく、求められれば何でも制御します。総合的な工学ですから、制御を志す人は何でも勉強してみようという積極性と好奇心が求められます。機械とか電気とかコンピュータとか区別なく使いこなす事が必要です。勉強ばかりでなくスポーツや文化活動にも励む余裕を持った幅広い人材が集まっています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔機械システム工学科32

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です