研究室ガイド2011
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教 授吉田 正・松本 哲男学 部 生男子8名 女子1名院 生男子10名原子力システム研究室【主な卒業研究テーマ】●原子力利用と原子核物理学を結ぶ核データの研究●小型で固有安全性の高い多目的型原子炉の設計研究●プルトニウムやマイナーアクチニドを燃料とする高燃焼度原子炉の研究●加速器利用の新たな展開に関する研究●核融合ブランケットの核・熱設計に関する研究●放射性廃棄物の変換、炉内閉じ込め、利用に関する研究●ホウ素中性子捕捉療法に関する研究主な就職先(2010年3月・院生含む)日本原子力研究開発機構、GE横河メディカル、日立製作所、三菱原子燃料、日本エヌ・ユー・エス、共同大学院原子力工学コース持続可能なエネルギー資源としての原子力(核分裂・核融合・加速器)利用を追求安全性の高い原子炉開発のための基礎研究とシステムとしての概念創生他大学や日本原子力研究開発機構さらには海外の研究機関との共同研究 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく本研究室では、21世紀のエネルギー供給の主役となすべき安全な原子力エネルギーの発生と、新たな原子力利用のための、核分裂炉、核融合炉および加速器に関わる研究を行っています。核分裂の分野では、安全性の高い革新的で多目的な原子炉の概念構築と使用済み燃料や放射性廃棄物の変換や処理に関わる核燃料サイクルに関する研究を行っています。将来のエネルギー源を見据えた核融合研究では、小型で経済性に優れる核融合炉の実現のためのブランケット設計を行っています。また、このような研究の基盤となる核データ、すなわち原子核の構造や崩壊、さらには中性子との反応に関する評価研究を行っています。原子力は、人間がその未来を託すことのできる安全で環境にもやさしい重要なエネルギー源になりうる技術です。この観点から、世界的に原子力の再評価が行われつつあり、原子力ルネサンスの到来が予見されています。本研究室では、環境と調和のとれた持続可能なエネルギー資源としての原子力を見直していきます。本研究室の研究テーマは、多面的な専門知識に立脚した、核分裂、核融合、加速器に関わる広範な領域を持つ研究分野であるため、国内外のプロジェクト、すなわち、他大学や電力中央研究所、日本原子力研究開発機構、スペイン・バレンシア大学などとの共同研究や情報交換を積極的に行う一方、日本原子力学会の活動にも積極的に関わるなど、常に、外部に対して開かれた研究室であることを目指しています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔原子力安全工学科38

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