研究室ガイド2011
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原子力政策・耐震研究室【主な卒業研究テーマ】(予定)●原子炉等規制法と放射線障害防止法との相互関係●環境法と原子力法の比較研究●リスク情報を活用した原子力施設の一層の安全性向上策●新型原子炉の安全確保の考え方●原子力施設のシステム安全と耐震安全のリスクマネージメントの比較研究●機器・配管系の耐震安全性の高度化に関する研究●原子力プラントにおける次世代耐震技術に関する研究主な就職先(2010年3月・院生含む)新設研究室のため該当データなし原子力政策・耐震コース原子力の法と技術の関係を踏まえて、安全確保のあり方を研究する技術と社会との関わりから、原子力施設の安全性を向上するリスクマネージメントのあり方を検討する国際的視野に立って、日本と世界のエネルギーの未来について考える STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく原子力は巨大なエネルギーを秘めているが故に、原子力の利用は高い社会性を有しています。当研究室では、原子力の社会性に向かい合い、技術と社会の接点である次の四つの分野のテーマに国際的視野に立って取り組み、低炭素社会実現に向けて、耐震安全性を含めた原子力施設の安全確保と原子力エネルギーの社会への定着に貢献していきます。①法令・技術基準・国際約束 原子炉等規制法及び放射線障害防止法のあり方、安全審査指針の体系化②リスクマネージメント 法令遵守に加え、確率論的安全評価に基づくリスク情報を活用した原子力施設の実効的な安全管理により、原子力施設の高い安全性の確保と経済性の向上を達成する。③原子力耐震工学 原子力施設をシステムとしてとらえた耐震設計とその安全性評価④エネルギー政策 世界のエネルギー政策、地球温暖化防止と原子力の役割本研究は技術と社会との接点から始まります。ここに本研究室の特徴があります。日本の原子力開発は原子力基本法に基づき、平和利用に限定して、安全性確保を前提にした社会への貢献を旨とし、国際社会の一員として進められてきました。本研究室では、このようなグローバルな視点で、国の原子力行政や産業界の現場で実務的に貢献できる成果の提供を目指しています。国際的視野で物事を考え、国内外の行政機関・研究機関・産業界にネットワークを有し、高い技術専門性と法と技術の接点での豊かな経験を持つ教授陣と一緒に、エネルギーの未来は、原子力技術とは、安全確保のあり方は、安全文化とは、核物質管理のあり方は、等々について考えてみませんか。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔教 授丹沢 富雄・平野 光將准 教 授古屋 治原子力安全工学科42

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