研究室ガイド2011
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知覚システム工学研究室【主な卒業研究テーマ】●においセンサを用いた食品応用の研究●LB膜及びナノチューブを用いた味覚センサの研究●バイオセンサの生体適合性の研究●生体埋め込み型バイオセンサの研究●バイオセンサ演算用LSI回路設計の研究●新規構造フラーレンを用いた有機太陽電池の研究●高周波音波の知覚に関する研究●防犯防災用マイクロホンアレイシステムの開発●リアルタイム音場制御用スピーカーアレイシステムの開発●音声合成のための基礎的研究●統計的特徴を用いた信号分離技術の研究主な就職先(2010年3月・院生含む)三菱電機、コニカミノルタ、京セラ、アルパイン、富士通ゼネラル、日本電気計器検定所 など治療メカトロニクスコースバイオセンシングと音響システムとの新たなるコラボレーション環境保護並びに医療福祉分野への貢献産業技術総合研究所や企業との共同研究産業界で即戦力となる技術者の育成 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく優れた人間の知覚機能を科学的に解明し、デバイスやシステムに応用することにより、人工知覚や知覚機能を拡大するシステムの研究開発を行います。デバイスにおいては塩味、酸味、甘味、苦味、旨味の基本五味を始めとしてこれ等混合味の検出を行う味覚センサ、食品の腐敗度を感知するにおいセンサ、更に種々の遺伝子情報を解明するDNAセンサ等、ナノテクノロジーを駆使したバイオセンサの研究を行っています。知覚機能を拡大するシステムに関しては、高感度マイクロホンアレイシステムを開発し、人間の聴覚機能を拡大させ、防犯や防災に役立てるシステムの開発を行っています。また、人間の音声の発話機能を解明し、それを音声合成に応用する研究並びに仮想空間において視覚や聴覚に関し実体験に近い環境を作り出し音場空間の創成を行うスピーカーアレイシステムの開発を行っています。知覚機能の解明とデバイスやシステムへの応用は、一般社会における大きな貢献となります。例えば食品の腐敗については現在一般化されている賞味期限表示の代わりに、味覚とにおいの情報を基に正確な腐敗の時期がわかるバイオセンサの実現により世の中から大きな無駄を無くすことが出来ます。また、人間の知覚感度の向上例としてマイクロホンアレイにより聴覚の感度を向上させることができますが、これにより、地震などの災害現場において、瓦礫に埋まっている生存者の早期発見が期待できます。バイオセンサの開発からLSI並びにデジタル回路などのハードウェア開発、更にシステムをコントロールするソフトウェアの開発を広範囲に行っており、社会に出てから即戦力となる技術を習得できます。[研究室ポリシー]ハードウェア開発、ソフトウェア開発などのスキルを学部生の内に身につけ、就職後即戦力となるよう指導[研究室の雰囲気]大学院生、学部生が協力して研究を遂行するので、就職活動のことなども先輩から指導を受けることがで きる。大学院生は泊まって実験することが多い。[指導教授の学生に対する要望]目的意識を持って、何事にも取り組んで欲しい。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔教 授秋谷 昌宏・桐生 昭吾准 教 授平田 孝道学 部 生男子13名 女子3名院 生男子15名 女子3名生体医工学科45

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