研究室ガイド2011
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生体認知工学研究室【主な卒業研究テーマ】●医用画像のための画像・映像圧縮法の開発●視覚システムを利用した低SN比画像からの物体の抽出●自動診断のための医用画像強調手法の開発●血圧変動と反射波の関係●超音波装置を用いた血管機能計測システムの開発●CTにおける部分客積効果補正ソフトの開発●耳鳴り順応療法に有効なノイズの検討●脳波を利用した画像評価法の開発●歯科X線画像解析による診断支援主な就職先(2010年3月・院生含む)株式会社リコー、株式会社シグマ、長田電機工業株式会社、株式会社関電工診断エレクトロニクスコース(田口)生体信号を解釈し、システム・製品開発へ役立てます(仁木)人体の機能の計測、医療をサポートする機器の開発(田口)受託研究と学術論文による社会への発信(仁木)医療現場と連携した技術開発(田口)研究・開発者のマインドを育成する(仁木)人間工学の知識を持った技術者の育成 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく(田口)生体から出される種々の信号(血圧、脳波、心電図)を工学的な見地から解釈し、日常生活や工業製品の開発に役立てます。例えば、虹彩や心電図を用いた認証手法とそのシステムの開発や脳波を用いた画像評価法の確立による映像機器製品開発への貢献などが挙げられます。(仁木)本研究室では主に超音波装置を使って心臓と血管の働きを研究しています。心臓は非常に効率のよいポンプであるとともにエネルギー発生装置です。この心臓と血管がどのように干渉協調して機能しているかを理解するにはいろいろな工学的知識が必要です。さらに、計測システムの開発にも高度な工学知識が要求されます。研究を進めるなかで、今まで学んだ知識の総括と応用ができるように心がけています。このほかに、耳鳴り治療、CT画像を用いた画像応用の研究もしています。(田口)企業からの受託研究による社会への貢献と、直ぐには実用化が無理でも10年先には実現できるようなアイディアを学術論文として社会へ発信します。(仁木)実際の医療現場と連携を持って研究を行っています。そして医療に携わる方々からの生の声を反映して、現在必要な機器の開発を行っています。さらに、新技術の応用のためのソフトも作成しています。(田口)大学3年生までは「正答があることを前提」とした知識の伝授が教育の中心でした。研究室の研究活動には「自らが意味のある問題を見出し、その問題に正答を与えること」が要求されます。このような研究活動を通じて、研究・開発者のマインドを育成します。(仁木)循環器医学に携わってきた教授のもとで、おもに超音波装置を用いた新技術、計測システムの開発、画像解析ソフトの作成を行っています。榊原記念病院や早稲田大学大学院とも交流を持っています。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔教 授田口 亮・仁木 清美学 部 生男子6名 女子2名院 生男子8名 女子1名生体医工学科47

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