研究室ガイド2011
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新居研究室【主な卒業研究テーマ】原則的に設計を中心としています。特に劇場、図書館、超高層、集合住宅、コミュニティ施設。今の時代は、社会が変化しているので、今までのビルディングタイプだけでは社会のニーズに応えられません。複合化させる建築を考え、研究します。その場合、身体的スケール、アルゴリズムなどの建築の新しい考えに対して自分はどういうスタンスをとるのかという観点から研究します。私の先生ルイス・カーンやロバート・ヴェンチューリ、同世代のクールハース、スティーブン・ホールなどの研究も可。研究室ホームページは近々開設予定。 (株)新居千秋都市建築設計 http://www.chiaki-arai.com主な就職先(2010年3月・院生含む)PRO、プランテック総合計画事務所、大和ハウス工業、久米設計建築計画・設計コース身体的感覚を持つ複合化建築及び都市の設計研究コンペ、講演会、展覧会、本作りなどの参加を通じ、様々なジャンルの人と出会い、社会での生き方を学ぶ自分に確信を持ち、新しい社会のリーダーになる人の育成 STEP1:研究室の特色 STEP2:研究室をさらに詳しく教 授新居 千秋学 部 生男子7名 女子2名院 生男子10名 女子4名現在の建築はどんどん複合化しています。建築家の仕事も設計だけでなく、住民の人達とのワークショップを始め、野村万作、万斎、渡辺貞夫、コシノジュンコ等のアーティストとのコラボレーションなどその領域を広げています。更に私のデザインした横浜赤レンガ倉庫では、飲食のプロデュースまで行いました。また富山県の散居村では、農業を含めた地球環境のあり方などを提案しています。この新しい時代に合った複合建築の設計手法、プログラムの作り方などを研究よりむしろ実践を通して考えます。またその中でも建築に重要な身体的感覚を作り出すための建築から都市までのスケールを研究します。野村不動産、三菱地所、東京建物、東急不動産、大和ハウス工業等のディベロッパーとの集合住宅は3年連続グッドデザイン賞を受賞しています。ディベロッパーとは設計だけでなく、全体のプロデュースにも関わっています。またTVコマーシャルにその建物は使われています。私は吉田五十八賞(水戸市西部図書館)、アルカシアゴールドメダル・建築学会賞作品賞(黒部市国際文化センター)、建築学会業績賞(横浜赤レンガ倉庫)等々、数多く受賞しています。国、県、市などとのコンタクト、異業種のアーティストとのコラボレーションなど、建築家の新しい職能として、コンテクストプロバイダー的役割を果たしています。大船渡市民文化会館・市立図書館/リアスホールでは2009年にAACA賞(優秀賞)、日本建築家協会優秀建築選、グッドデザイン賞、照明普及賞(優秀施設賞)、2010年には日本建築大賞、東北建築賞等を受賞しています。私はペンシルバニア大学大学院を卒業し、かつ客員教授(1998)も務めており、海外の大学の教授、建築家に友人も多く、国際社会で活躍する人を育てられると思います。その際一番大事なのは学生一人一人の自分に対する確信=人間力だと思っています。私は現在日本をリードする建築家、手塚貴晴、石上純也、遠藤正樹、三分一博志らを教えました。私の研究室から次の日本の建築をリードする人をもっと育てたいと考えています。劇場、図書館、集合住宅などの設計を通して、ワークショップや異なったジャンルの人達とのコラボレーションなど、単なる設計だけでなく建築を作る楽しみ、喜びを伝えていきたい。研 究 内 容社会との接点研究室の横顔建築学科66

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